先進医用画像診断学部門Division of Advanced Diagnostic Medical Imaging

タイトル部分には二つの画像があり、どちらもAIで作られています。
一つはAIでMRI画像から作った骨のCTのVR画像です。
もう一つの横断像の画像のうち、下段は通常の方法のPET/MRの吸収補正用画像、
上段は通常の吸収補正用画像にAIで作った骨のCT画像を加えたものです。

ごあいさつMessage

当講座は令和元年に神戸大学とGEヘルスケアジャパン株式会社との共同研究講座として設立されました。
放射線医学には多様な顔があります。
その中で私たちが目指すのは、より良い画像診断のために何ができるか、ということ。

放射線診断機器の進歩を支援する。
診断の新たなプロセスを生み出す。既存のプロセスを改良する。
イノベーション創出のための人材を育成する。

そしてその結果、患者さんにも、医師にも、コメディカルにも貢献できる。

当講座では医師のみならず技師の大学院生も受け入れて、学位の指導を行っています。また放射線科に限らず、他の診療科とも積極的なコラボレーションを行っております。
当講座の教官は二名とも放射線診断専門医です。豊富な臨床経験を有する今岡はより現場に近い視点から、人工知能(AI)に造詣の深い西尾はより先端的な視点から、課題に取り組んでいきます。
当講座の活動方針にご理解とご協力をいただきありがとうございます。
また、活動内容をご覧いただき、ご興味を持っていただいた方は、どうぞお気軽にご連絡ください。

令和7年4月
神戸大学大学院医学研究科内科系講座放射線医学分野
先進医用画像診断学部門
特命教授 今岡いずみ

活動内容Activities

CT、MRI、核医学検査における新規技術開発

CT部門

CT、MRI、核医学検査用の最新機器を用いて、GEヘルスケアジャパン株式会社と共同研究を行っています。

Revolution CT

Revolution CT

SIGNA Premier

SIGNA™ Premier

SIGNA PET/MR

SIGNA™ PET/MR

※GEヘルスケアジャパン株式会社提供

人工知能の医療への応用についての研究

当講座ではGEヘルスケアジャパン株式会社との共同研究として、以下のようなテーマを進めています。

  1. AIを用いたPET/MR用の吸収補正画像の改善(https://www.nature.com/articles/s41598-022-14677-x
  2. 大規模言語モデルの放射線医学への応用(https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sip_3/keikaku/02_healthcare.pdf
  3. Deep Learning技術を用いた胸部CT画像画質改善の検討

また、その他にも当講座ではAI関連の研究を行っています。

スタッフ

今岡 いずみ
特命教授
専門:腹部・骨盤部画像診断学
出身大学:島根医科大学
卒業年:平成2年
西尾 瑞穂
特命准教授
専門:医療AI
出身大学:神戸大学
卒業年:平成16年
神戸大学大学院修了