形成外科研修希望の方へ
2026年度神戸大学形成外科研修プログラムへの登録希望の先生方へ
榊原教授からのメッセージ
研修医・医学生の皆様へ
神戸大学形成外科・美容外科研修プログラムのサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
当教室は1997年に開設され、30年近い歩みを重ねてきました。研修プログラムに属する関連病院はおよそ20施設にのぼります。これらの施設をバランスよくローテーションしていただくことで、外傷のプライマリケアや創傷治療、小児先天性疾患、腫瘍切除後の再建手術まで、形成外科に必要な基本を幅広く身につけていただくことを目標にしています。形成外科の面白さも、難しさも、そして奥深さも、日々の診療の中で実感していただけるはずです。
この30年近くで教室が大きく成長してきた理由の一つは、手前味噌ではありますが、人間味豊かで、しかもユニークな指導医が揃っていることだと思っています。形成外科という診療科には、よい意味で職人的な側面があります。これは神戸大学に限らず、全国の形成外科医に共通するところかもしれません。職人気質にただ黙々と仕事をこなし、「まずは見て覚えろ」と背中で教える“かっこいい”指導医もいれば、教えたがりで、根気よくさまざまなチャンスを提供し、共に歩んでいこうとしてくれる指導医もいます。そうした先生方が、それぞれの関連施設で皆さんを待っています。多様な指導医と出会い、その中で自分なりの形成外科医としての軸を育てていけることは、当教室の大きな魅力です。
もう一つ、神戸大学形成外科が大きく発展してきた背景には、阪神間における形成外科の社会的ニーズの高さがあります。私が入局した20年前は、形成外科はまだ十分に認知されているとは言えませんでした。しかし現在では、指導医となられた先生方がそれぞれの地域で地道に診療を続け、信頼を積み重ねてこられたことで、形成外科は「なくてはならない診療科」として認知されるようになってきています。私は、これは教室のとても大切な財産だと思っています。
このページをご覧の皆さんの中には、美容外科に興味をお持ちの方もおられると思います。神戸大学では一時、美容外科が独立した診療科として診療に当たっておりましたが、現在は形成外科に統合される形となり、診療科名も「神戸大学形成外科・美容外科」となっています。美容外科に興味がある方にこそ、私はまず形成外科をしっかり学んでほしいと思っています。美容外科医療は昨今、さまざまな側面から語られ、ときにネガティブに取り上げられることも少なくありません。だからこそ、形成外科専門医としての土台を築いたうえで、確かな技術と科学を身につけた美容外科医になってほしい。そのような人材を育てることが、私たちの教室の目標です。実際に、形成外科をしっかり修めたうえで美容外科の第一線で活躍している先生方も多くおられます。現在もそうした先生方が教室に出入りし、学生の講義を担当し、外来を受け持ち、専攻医の皆さんに技術指導を行ってくださっています。形成外科と美容外科の両方に、地に足をつけて向き合える環境があることも、当教室の大きな特徴です。
私は2025年6月に、当教室の三代目教授に着任しました。これから長い時間をかけて教室をお預かりしていく立場になります。教授の交代の時期には、さまざまな憶測も生まれますし、「この教室に入って大丈夫だろうか」と不安に思う方もいるかもしれません。正直に言えば、私自身も新米教授として、身の引き締まる思いと不安の両方を抱えています。しかしそれと同じくらい、いやそれ以上に大きいのが、これから教室をどんなふうに盛り上げていけるだろうかという期待と希望です。教室の活気をますます高めていくためには、若い先生方の力が何よりも必要です。その思いを伝えたくて、今こうして筆をとっています。若返った教室ということは、皆さんとの距離が近くなったということでもあります。3年先、5年先を考えたときに、皆さん一人ひとりが力を伸ばし、活躍する土壌として、今の神戸大学はとても面白い時期にあると思っています。完成された教室に入るのではなく、これからの教室を一緒につくっていく。その面白さを、ぜひ皆さんにも感じていただきたい。ぜひ、一緒に未来の形成外科をつくっていきませんか。
最後に、一つだけ。先日、外来をしながら研修医の先生と話していて、ふと気づいたことがあります。皆さん、「熱力学の第一法則」って知っていますか。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、「エネルギー保存則」と言えば、少しイメージしやすいかもしれません。閉じた系の中では、誰かにエネルギーを渡せば、自分はその分だけ失う。物理の世界では、そういう考え方になります。でも、医療の世界は少し違います。患者さんのために全力を尽くすと、医療者の側も成長する。患者さんに喜んでいただけると、こちらも嬉しくなり、また頑張ろうと思える。教室として若い形成外科医の成長を支えると、支えた側の教室もまた大きくなる。私は、そういう、熱力学の第一法則だけでは説明しきれないような前向きなエネルギーの循環を、大切にしたいと思っています。そんな価値観を持った医療と教室を、皆さんと一緒につくっていきたいと考えています。皆さんとお会いできる日を、楽しみにしています。
後期研修中の専攻医の声
こちらをクリックすると別のページが表示されます。2026年神戸大学形成外科後期研修プログラムへのお申し込みについて
現在、2026年度神戸大学形成外科後期研修プログラムの二次募集を行っております。
申し込み希望の方は、以下のアドレスに申し込み希望の意志を記載し、履歴書(このページの下方にございます。)を記載のうえ、PDFで添付してメールでご連絡ください。お申し込みいただいた方へ面談日の詳細をお伝えさせていただきます。たくさんのご応募お待ちしております。
plastic@med.kobe-u.ac.jp
医局見学・病院見学の方法について
医局見学・病院見学を希望される場合、下記の担当者にメールで連絡をいただければ数日以内に返信させていただきます。
火曜日午後のカンファレンスや水曜日終日の手術見学がお勧めですが、その他の曜日での見学をご希望の場合にも適宜対応させていただきますので
ご来院直前に体調不良などあった場合は、
もしも、メールをお送りいただいたのに1週間たっても返信がない場合、お手数ですが再度ご連絡いただけますようお願いいたします。
神戸大学形成外科研修プログラム冊子(PDF) 履歴書(Word) 履歴書(PDF)
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神戸大学形成外科 特定助教 青木大地
住所:〒650-0017 神戸市中央区楠町7-5-2
電話 :078-382-5111(代表)
FAX :078-382-6269
Mail:plastic@med.kobe-u.ac.jp(このアドレスにご送信くださいませ)