神戸大学大学院医学研究科内科系講座小児科学分野こども急性疾患学部門は、神戸市の寄附講座として、神戸市・神戸市医師会・神戸大学の3者の間で調印された「神戸市のこどもの生命と健康を守る協働事業推進に係る基本合意」の一環として、平成21年10月16日に設置されました。
本部門のミッションは、大学において先進医療で培ってきた最先端の知識・技能を第一線の小児医療の現場で展開し、先進的な小児急性疾患医療の教育・研究・診療を実践する、そして、その成果を地域医療に還元し、さらに新たな知見を全国に発信することにより、全国においてその崩壊が問題になっている小児救急医療の推進に寄与することにあります。平成22年12月に、HAT神戸に神戸こども初期急病センターが開設され、そこにこども急性疾患学部門の研究所が併設されています。急性疾患診療の現場と大学で培ってきた研究・診療のノウハウを融合することにより、このような小児急性疾患に対する科学的な検討を行っています。