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新しい分子疫学研究の手法として、質量分析技術を基盤とした低分子代謝物の包括的解析(メタボローム解析)に取り組んでいます。水溶性代謝物・脂溶性代謝物の動き、なかでも生理活性を持った脂質メディエーターの変動を捉えることで、さまざまなヒト疾患病態の新たな理解が進むことを期待しています。
さらに、近年盛んに用いられている機械学習などの人工知能(AI)を用いた研究も行っています。複数の検査データを複合的にAIに学習させ、診断精度を向上させることを目指しています。AIを用いた正確な診断は、治療前の患者さんにより正確な病状説明が可能となり、患者さんの不安を和らげる効果が期待されます。また、本研究は他の様々な疾患への応用が可能であり、AI診断ソフトウェアへの実用化も期待されています。
NEWS & TOPICS
- 2022.2.21. NTTスマートコネクト株式会社とパソコン作業ログ等データを用いたVDT症候群等の予防に関する共同研究を開始しました。神戸大学プレスリリース
- 2021.7.20. 我が国における脊髄性筋萎縮症の遺伝子診断、疫学、新生児スクリーニングについて総説を発表しました。"Spinal Muscular Atrophy: Diagnosis, Incidence, and Newborn Screening in Japan"
- 2021.4.14. 心電図とレントゲンを組み合わせて不整脈疾患を診断するAIを開発(西森特命助教)"Accessory pathway analysis using a multimodal deep learning model" 神戸大学プレスリリースはこちら。
- 2020.12.1. JSTムーンショット型研究開発事業に篠原准教授が参画します。「生体内ネットワークの理解による難治性がん克服に向けた挑戦」
- 2020.2.28. 篠原准教授が参加したプロジェクトがScienceに発表されました。"Maternal gut microbiota in pregnancy influences offspring metabolic phenotype in mice."
- 2019.11.11. 久山町研究の追跡調査の成績を用いて血清中のトランス脂肪酸 (エライジン酸) 濃度の上昇が認知症発症と関連することを報告しました。九州大学大学院医学研究院の二宮利治教授、神戸大学大学院医学研究科の平田健一教授らとの共同研究成果です。神戸大学プレスリリース。CNN News。
- 2019.10.3. 芦屋市健康大学にて篠原が講演を担当します。
- 2019.9.21. 神戸市民健康大学講座にて篠原が講演を担当します。
- 2018.1.17. SMAを対象とした新生児遺伝子スクリーニングプロジェクトが始まりました。
- 2017.10.11. 篠原准教授が参加したプロジェクトがScientific Reportsに発表されました。"Novel mechanism of regulation of the 5-lipoxygenase/leukotriene B4 pathway by high-density lipoprotein in macrophages" 神戸大学プレスリリースはこちら
- 2017.9.1. ホームページを更新しました。