医局だより

よくある質問

Q.口腔癌になると他の癌にもなりやすいと聞きましたが、本当ですか?



  • A. 口腔癌患者さんで検査をすると口腔以外の場所に重複癌(口腔癌の転移ではなく別の癌)が発見されることがあります。頻度は約11.016.2%とされ、特に咽頭、食道、胃、肺に多くみられます。この理由として、口腔、咽頭、食道、胃は同一の発がん環境であり、また、口腔癌の発癌促進因子である喫煙や飲酒がこれらの部位にも影響を及ぼし癌が発生しやすくなるものと考えられています。このため、当科では口腔癌の治療前や治療後に、消化管の内視鏡検査やPET検査(全身の検査)を原則行うようにしています。幸いこれらの重複癌は早期に発見されることが多く、治療により治ることがほとんどです。