- 独り立ちできる“緩和医療専門医”を目指しませんか?
- 緩和ケア領域の“臨床研究”に触れてみませんか?
- 地域での“緩和ケア提供システムのモデル”を築いていきませんか?
【1】緩和ケア専門研修
1: 緩和ケアの専門性が生きる3つのセッティングの経験ができる
● 緩和ケア病棟 ● 緩和ケアチーム ● 在宅訪問診療
の3つのセッティングをローテーションする研修プログラムを組んでいます。
2: 研修先
甲南医療センター(緩和ケア病棟)
神戸市東部にある22床の緩和ケア病棟。4割以上の在宅退院率を維持し、在宅からの緊急入院は全面的に受け入れるなど、在宅との連携を重視し、全国的にも有数の入院患者数の受け入れ実績があり、症例は豊富です。
神戸大学医学部附属病院(緩和ケアチーム)
900床を超える大学病院で各診療科がそろっているため、治療期の患者をはじめとした幅広い層の患者に関する緩和ケアコンサルトを受けています。特に、非がん患者のコンサルトを幅広く受けているのが特徴です。また、他診療科との連携により、放射線照射や各種侵襲的処置(手術・IVR・神経ブロックなど)を組み合わせた高度な症状緩和方法に関する経験が積めます。
清水メディカルクリニック(在宅ケア)
明舞地区(神戸市東部・明石市西部)の診療所で、小児・成人、がん・非がんの区別なく外来診療・訪問診療を提供し、地域のかかりつけ医として行う緩和ケアの経験が積めます。
※ローテーション例
|
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
1年目 |
緩和ケア病棟(甲南医療センター) |
2年目 |
緩和ケアチーム(神戸大学医学部附属病院) |
3年目 |
在宅(清水メディカルクリニック) |
緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、
在宅ケア、研究専従(大学院生のみ) |
3: がん・非がん、成人・小児、治療期・終末期など対象を限らない
緩和ケアの対象は“苦痛”を抱える患者さん達すべてが含まれると考え、各研修サイトではニードがあるところに可能な限り制限なく緩和ケアを提供することを目指しています。したがって、疾患・年齢・病期の時期に限らない幅広い臨床経験を積むことが出来ます。
【2】臨床研究
- 緩和ケア領域の多くの多施設共同臨床研究に参加しています。
- 国内有数の緩和ケア臨床研究の経験を持った指導者も所属しており、症例報告から前向きの介入研究まで、計画立案~論文投稿までサポートします。
- 大学院コースに入り、学位(博士号)取得を目指すことも可能です。
【3】地域に即した緩和ケア提供体制
各研修施設での臨床(緩和ケア提供)に留まらず、各施設がおかれているそれぞれの地域に即した緩和ケア提供体制を築いていきたいと考えています。
病院から地域へのアウトリーチ・協働診療や小児緩和ケアシステムへの関わり、救急・集中治療領域への緩和ケア介入モデルの構築など、地域全体の緩和ケアレベルの向上を目指し、力となってくれる仲間を求めています。
◎ 研修に関するお問い合わせ
神戸大学医学部附属病院 緩和支持治療科 特命教授 山口 崇:
医局秘書 澤田/藤澤: