久元喜造神戸市長による特別講義を開講しました。

2024年6月7日、医学部福利厚生施設「Medical C3 Commons」4階「神緑会館記念ホール」にて、久元喜造神戸市長に特別講義をご担当いただき、医学科1年生と2年生の約230名が受講しました。

久元市長から、「神戸市が描く未来」をテーマに、神戸市の現状や持続可能な発展に向けた施策として「人口推移」「SDGs」「市民の命と健康を守る」「産官学連携」「データの利活用」といった多岐にわたるトピックスについて、市長として長年携わってこられたご経験を踏まえた専門的な見地を交えつつ、分かりやすくご講義いただきました。質疑応答の場では、学生たちから、「少子化への対応」「予算の執行」に加え、「神戸市の人口問題」「バイオベンチャー支援」といった医学科生らしい質問が出されました。市長からは、丁寧なご説明や時には一個人としてのご意見も交えつつ真摯にご回答いただき、活発な意見交換が行われました。

最後に久元市長から、「海と山、自然に恵まれたグローバル貢献都市を目指す神戸で充実した大学生活を送ってほしい」と学生たちへ励ましのお言葉をいただきました。 また、講義終了後には、村上医学部長の案内により、昨年6月に竣工した福利厚生施設「Medical C3 Commons」の5〜7階「体育館・トレーニングルーム・音楽練習室」といった学生の課外活動施設と1〜3階の生協食堂や店舗を見学されました。

 

本学は、2013年5月に、政令指定都市を対象としては初めての包括連携協定を、市民生活を支える基礎自治体である神戸市と締結し、神戸市域における最大の“知”の拠点として、毎年多くの連携・交流事業に取り組んできました。昨年12月には、文部科学省の日本の科学技術力の飛躍的向上と地域課題解決への貢献を目指す「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」に採択されており、神戸市が推進する「神戸医療産業都市」と連携したバイオものづくりの拠点群の形成で地域の雇用創出に寄与し、博士人材や若手研究者の交流促進、次世代の優秀なグローバル人材育成に取り組んでおります。