活動状況

会員

令和6年現在の会員数は430名

A会員(医療機関開設者、管理者等) 83名
B会員(勤務医) 43名
施設会員 29施設 299名
特別会員 5名

活動内容

1)総会と学術集会
年1回の総会と年2回の学術集会を開催し、会員の研究成果及び臨床経験の発表並びに専門家の学術講演を聴講する機会を設けています。学術集会は神戸と尼崎、次年度は神戸と姫路という順番で開催されています。参加することによって、日本医師会生涯学習制度の1.5-2単位を修得できます。
2)外科医会誌
学術集会における演題発表の内容を原著論文にして掲載するとともに、医学・医療に関する総説や医療関係情報を収載した機関誌として会誌を発行し、会員及び関係各方面へ配布しています。
3)医療に関する活動
医療政策・医療保険制度・医療経済などの現下の医療をめぐる厳しい状況下にあって、これらの問題点の研究と検討を行っています。本医会の特色は、いまも発会当初の精神を継承しながら、学術集会と同時に必ず労災や保険診療に関する疑義解釈、情報提供など、保険診療の実際に即した解説が行われていることであり、改善・是正を必要とする事項については、日本臨床外科学会保険診療委員会を通して要望を行っています。
4)兵庫県医師会の分科医会
兵庫県医師会の分科医会として医師会と緊密な連携のもとに活動を行っております。医師会の各種委員会委員の推薦や、市民福祉調査委員会委員の推薦、神戸新聞の健康記事やラジオ関西の健康番組における回答者の要請に積極的に応えています。
とくに、社保・国保の診療報酬審査委員の推薦母体として、本会員から多数の審査委員が選任されるよう推薦に努めています。
5)日本臨床外科学会との関係
日本臨床外科学会の兵庫県支部として、保険診療委員会、支部委員会、合同懇談会に出席し、保険診療に関する情報交換や外科医会の現状等について意見交換を行っています。

本会存続の要因

本会が長い年月にわたって存続してきた背景には少なくとも3つの要因が存在します。

  1. その学術集会の存続の意義と必要性がある
  2. 会の運営に献身的に努力する何名かの幹事がいる
  3. 財政的な基盤がしっかりしている

兵庫県外科医会は、外科領域の中心テーマや最新のトピックスについての教育的講演や、会員自身の経験症例や研究成果の報告などとともに、毎回、保険診療に関する情報伝達的なプログラムが組み込まれていることが本会の存続理由として大きな役割を果たしていると思われます。

また、兵庫県を神戸地区、尼崎地区、姫路地区の3つに分け、それぞれの地区の副会長と幹事が中心となって交代で会の運営を分担してきたこと、会員の参加の利便性をはかってきたことも大きな要因と思われます。

そして、経済的な基盤も、幸い本会は兵庫県労災保険指定医協会のご好意によって事務所及び事務職員の面で全面的なバックアップを受けており、比較的少ない費用で運営が可能となっていることなどが挙げられます。