対象者

がんリハビリテーションに興味のあるリハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)

修業年限(期間)

1年

養成すべき人材像

がんの発症予防からがん治療前・中・後,緩和ケアまでシームレスにがん患者に対してリハビリテーション治療を実践するための知識・技能を習得し、実臨床において、エビデンスに基づいたリハビリテーション治療が実践でき、かつ現場スタッフに対して指導的な役割を担える人材を養成する。

修了要件・履修方法

講義102時間、実習24時間(3日間)(英文抄読会での発表を含む)

講義:レポートの提出により、臨床腫瘍学およびがんのリハビリテーションの基礎知識の学習が十分であるかを評価する。また、がんリハビリテーションに関する研究計画書を作成し、提出する。

実習:施設見学成果についてのレポートを提出する(症例発表レポートの提出にて読み替え可)。修了者には、修了証を授与。

履修科目等

腫瘍学Ⅰ基盤講義(医療現場・学際領域)(2単位)

腫瘍学Ⅱ横断講義(予防・研究開発)(2単位)

○がんリハビリテーション講義 6回 開講

[ 実習 ]
1.リハビリテーション計画法、評価法、治療法、リスク管理(主に化学療法・造血幹細胞移植、食道癌・頭頸部癌・乳癌の周術期、緩和ケアチーム、摂食・嚥下におけるリハビリテーションの見学実習)。
2.腫瘍・血液内科、食道胃腸外科、耳鼻咽喉科頭頸部外科、乳腺内分泌外科、緩和ケアチームなど関連診療科のカンファレンスにおける治療方針の決定過程、チーム医療の実習。

教育内容の特色等(新規性・独創性等)

関西地区のがんリハビリテーション診療のトップランナーである神戸大学医学部附属病院や神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センターにおいて、あらゆる病期のがん患者に対するシームレスなリハビリテーション治療を実践する際に必要な最新の知識・技能を習得するとともに、実習を通して多職種連携の重要性を学習できる。また、がんリハビリテーション治療のエビデンス構築のための臨床研究法を学習できる。

指導体制

  • 神戸大学医学部附属病院および神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センターのがん治療医、がん専門看護師、臨床心理士、医療ソーシャルワーカー、リハビリテーションセラピスト等の多職種医療チームにおける実習を通じて,がん治療やリハビリテーション治療の治療戦略の決定プロセスを学ぶ。
  • 神戸大学大学院医学研究科リハビリテーション機能回復学および保健学研究科の協力を得て、リハビリテーション科医及び附属病院理学療法士等による密接した研究指導を行う。

教育プログラム・コース修了者のキャリアパス構想

がんの発症予防から緩和ケアまでシームレスにリハビリテーション治療を実践できる知識・技能を習得し、がん診療拠点病院をはじめ地域医療においても指導的立場を担うことのできるリハビリテーションセラピストを目指す。また、修士課程へ進学しがんリハビリテーション治療のエビデンスの構築のための臨床研究の実践を目指す。

受入開始時期

令和6年4月

受入目標人数

R5年度 R6年度 R7年度 R8年度 R9年度 R10年度
0 8 8 8 8 8 40

インテンシブコース生 感染症予防のための受験前ワクチン接種について

神戸大学医学部附属病院では、医療職員だけでなく、全ての学生やトレーニング受講者に対しても病院での実習や受講前に4種の伝播性ウイルス感染症での2回の要望摂取をしておくことを強く勧告しています。
詳細は、下記書類をご覧下さい。

インテンシブコース生
ワクチン接種等について(PDF 384KB)
pdf