対象者

近畿圏でがん診療に携わっている医師および医療介護福祉従事者

修業年限(期間)

1年

養成すべき人材像

緩和ケア領域の最新の治療とケアに精通し、地域の様々なライフステージの患者とその家族に対して適切なケアの提供を地域の医療者と連携して対応できる人材を養成する。

修了要件・履修方法

  • 講義10時間以上(以下から選択)
    次世代がんプロフェッショナル養成特論、腫瘍学Ⅰ基盤講義(医療現場・学際領域)、腫瘍学Ⅱ横断講義(予防・研究開発)
  • 実習20時間以上(1週)
    ただし、実習については最大2年間のうちに、20時間以上の出席で修了認定します。

履修科目等

講義:腫瘍学Ⅰ基盤講義(医療現場・学際領域)
腫瘍学Ⅱ横断講義(予防・研究開発)
神戸大学 先端緩和医療学分野 緩和ケア講義

実習:5大学の大学病院及びその関連教育実習施設の緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、在宅緩和ケアを提供する診療所、訪問看護ステーション等で実習を行う

教育内容の特色等(新規性・独創性等)

  • 小児・AYA世代から高齢者まで、診断・治療期から終末期およびがんサバイバーに至る幅広いがん患者を対象とした専門的緩和ケアに関する講義を、5大学各々がその特色を活かして、協力し合って年間カリキュラムを作成し提供する。
  • 緩和ケアチーム、緩和ケア病棟、在宅緩和ケアでの実習を通じて、多職種でのチーム医療と地域緩和ケアネットワークの役割・重要性を経験できることが特色である。また、実習中に骨転移カンファレンスやペインクリニックカンファレンスに参加する機会を提供し、高度専門的症状緩和治療の重要性に触れられることも特色である。修了者には、がん緩和医療研修(インテンシブ)コース修了証を授与する。

指導体制

神戸大学緩和支持治療科を中心に、近畿大学、大阪公立大学、兵庫医科大学、関西医科大学、の緩和ケアチーム(緩和医療専門医、がん専門看護師、がん緩和ケアに関わる認定看護師)並びに関連の緩和ケア病棟・診療所において多職種で教育にあたる。

教育プログラム・コース修了者のキャリアパス構想

所属施設内における緩和ケア提供・啓蒙の中心を担ったり、地域における緩和ケアネットワークの一翼を担う。さらに専門的な知識・技術を得たい場合には専門資格(緩和医療専門医、がん看護専門看護師 など)の養成研修や大学院に入学し緩和ケア分野の臨床研究を行う。

受入開始時期

令和6年4月

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