
ブログ
姫路市 × 神戸大学 連携事業(医療分野)
地域医療の未来に大きく貢献する、臨床研究・治験。
患者さんが最先端の医療を受けられる選択肢が広がるほか、
最新の治療法や薬剤に触れる機会が増えることで
医療従事者の知識が向上し、
地域全体の医療レベルが底上げされます。
臨床研究や治験の円滑な実施には
多くの関係者との「調整力」が不可欠です。
この講座では、
医療機関で働く人達それぞれの専門性を活かしながら
臨床研究や治験の流れを理解し、
チームの一員として質の高い研究を支援する実践力を磨きます。
多職種間の役割理解とコミュニケーションを深めることで
現場で求められる柔軟な対応力と高い倫理観を育成します。
e-learningを用いた学習と医療機関での見学・実習を組み合わせたプログラムで、臨床研究や治験を支援するための基礎知識を効果的に学習できます。
研修期間は1ヶ月。少人数制。職場やご自身の都合に合う時期を選んで、同じ目標をもった仲間と高め合いながら研鑽を積んでください。受講料は無料です。
講座修了後半年から1年のあいだに、フォローアップ研修を実施します(講座時期により多少前後します)。また、日々の業務での不明点にも適宜ご相談に応じます。
臨床研究・治験の領域では、専門性と実践力を備えた医療人材が強く求められています。キャリアを切り開く一歩として、この講座をぜひ活用してください。
神戸大学大学院医学研究科 地域臨床研究支援・支援専門員養成部門 講義室
(兵庫県立はりま姫路総合医療センター教育研修棟5階)
神戸大学医学部附属病院 等
| 受講期間 | 申込締切日 | |
|---|---|---|
| 2月期 | 2/2(月)~2/27(金) | 12/19(金) |
地域社会医学・健康科学講座 橋渡し科学分野
地域臨床研究支援・支援専門員養成部門
特命教授 川合宏哉
播磨姫路から、
先進的な医療を患者のもとへ。
臨床研究支援専門職養成講座は、播磨姫路の地域に新しい医療を切り開く大きなステップになる可能性を秘めています。
近年のがん治療に用いる免疫チェックポイント阻害薬や関節リウマチ等に対する生物学的製剤は大きな治療効果を挙げています。またロボット手術は少ない身体の負担で高精度の手術が行えて合併症が少なくなります。このような先進的な医療は多くの臨床研究や治験を経て臨床現場で使われるようになります。そして臨床研究や治験を支える役割として臨床研究コーディネーター(CRC:Clinical
Research Coordinator)等の臨床研究支援専門職の存在はますます重要となっています。
この養成講座では臨床研究や治験を支援するノウハウを習得することにより、看護師、薬剤師、臨床検査技師等がそれぞれの専門性を活かして被験者へのケアを充実させながら、質の高い支援ができるようになり、また、医師事務作業補助を行いながらデータマネージメント業務に携わっている人は、より精度の高い業務が行えるようになることを目標にしています。
この養成講座の取組みによって、播磨姫路の地域に先進的な医療を実施できる環境を整備するとともに、先端的な医療機器開発の活性化や地域住民の医療満足度の向上が期待できます。是非、一人でも多くの人がこの養成講座を受講し、臨床研究支援専門職を目指していただきたいと思います。
姫路市 × 神戸大学
連携事業(医療分野)とは
2025年3月17日、地域振興、科学技術、産業振興、教育の推進、人材育成、地域保健医療など多くの分野で連携・協力し地域に貢献していくことを目的に、神戸大学は姫路市と包括的な連携協定を結びました。
医療分野の連携事業としては、2025年度から5年間、大学院医学研究科に姫路市からの寄附講座を設置します。兵庫県立はりま姫路総合医療センター内に地域臨床研究支援・支援専門員養成部門を設置し、神戸大学医学部附属病院等を実習の場として臨床研究支援専門職を養成するものです。播磨姫路地域での活躍を目指す看護師、臨床検査技師、薬剤師などの医療従事者を対象に、年間10人程度の養成を目指します。
神戸大学大学院医学研究科
地域臨床研究支援・支援専門員養成部門 講義室
(兵庫県立はりま姫路総合医療センター 教育研修棟5階)
JR神戸線・山陽新幹線「姫路駅」下車 徒歩約12分
JR神戸線「東姫路駅」下車 徒歩約9分