お肌・皮膚の治療
お肌・皮膚の治療一覧
ほくろ治療
ほくろ切除

特殊なメスや炭酸ガスレーザーを用いて削り取ります。ほくろが大きい場合は、切開をおすすめすることがあります。また、削り取った後に上からレーザー照射を行うことがあります。
削り取る治療法のため、しばらく凹んだ状態になりますが、日にちの経過とともに徐々に改善してきます。色味はピンク色の状態になり、元の色味に近づくのに、数か月かかることもあります。
根が深いほくろの場合、完全にほくろ細胞を取り除くことができないため、ほくろが再発する可能性があります。その場合、追加の治療が必要になることがあります。
ほくろ切除の注意点
- 施術時間
- 約15〜30分
- 洗顔・入浴・
メイク - 洗顔は当日から、入浴は翌日から可能。メイクは患部を避けて当日から、患部は1週間後より可能
- ダウンタイム
- 1~3日でかさぶたが形成され、1~2週間で剥がれます。
- 合併症・副作用
- かさぶた/色素沈着/取り残し/へこんだ傷跡/傷跡の盛り上がり
ほくろ切開

メスで切って縫い合わせる方法です。比較的大きなほくろ向けです。傷跡が一本の線で残りますが最終的には目立ちにくくなります。
ほくろ切開の注意点
- 施術時間
- 約15〜30分
- 洗顔・入浴・
メイク - 洗顔は当日から、入浴は翌日から可能。メイクは患部を避けて当日から、患部は1週間後より可能
- ダウンタイム
- 赤みや腫れは、1週間程で引いていきます。2週間ほどで傷口が塞がり自然な状態になります。
- 合併症・副作用
- かさぶた/色素沈着/取り残し/へこんだ傷跡/傷跡の盛り上がり/傷跡の赤み/感染
しみ治療
レーザー治療

主に日光性や老人性によるしみの治療に対して使用します。
治療部位のお化粧を落とし、レーザーを照射します。
照射後、一時的にしみが濃くなり、薄いカサブタになることがあります。まれに、水ぶくれや内出血のような状態になる可能性があります。
すべてのしみに対してレーザー治療が有効なわけではなく、内服薬や外用薬が有効な場合もあります。また、場合によっては内服薬や外用薬と、レーザー治療を併用することがあります。
レーザー治療の注意点
- 施術時間
- 約15〜30分
- 洗顔・入浴・
メイク - 洗顔は当日から、入浴は翌日から可能。メイクは患部を避けて当日から、患部はかさぶたになれば可能
- ダウンタイム
- 直後に赤いただれ。1~3日でかさぶたが形成され、1~2週間で剥がれます。
- 合併症・副作用
- かさぶた/水疱形成/肝斑/むくみ/色素沈着/取り残し/再発/かさぶたにならない
剥削
治療部分のお化粧を落とし、高周波メス等を使用して皮膚表面の盛り上がったしみを薄く削ります。場合によっては麻酔注射を行うことがあります。
剥削の注意点
- 施術時間
- 約15〜30分
- 洗顔・入浴・
メイク - 洗顔・メイクは患部を避けて当日から、入浴は翌日から、患部のメイクは1週間後より可能
- ダウンタイム
- 赤みや腫れは、1週間程で引いていきます。2週間ほどで傷口が塞がり自然な状態になります。
- 合併症・副作用
- 完全に色が消えない/赤み/肥厚性瘢痕/かゆみ/感染
内服薬
当院では、その方の肌に応じて各種ビタミン剤等を処方しています。
内服薬治療の注意点
治療中は稀に、以下のような症状がみられる場合があります。
- 合併症・副作用
- 胃の不快感/吐き気/下痢/皮疹
気になる症状が現れた場合には、速やかにご連絡ください。
外用薬
ハイドロキノン
しみの元であるメラニンを作る働きを抑えます。色素沈着などにも有効で、必要に応じ濃度を変えて処方します。
まれに、塗布部に赤みや腫れが生じることがあります。その場合は速やかに使用を中止してください。また、使用中は紫外線対策をしっかりと行ってください。
レーザー治療と併用して処方することもあります(現在院内調剤の取り扱いはございません)。
レチノイン酸
ビタミンA誘導体の一種で、しわ・しみ・にきびの治療薬としても使われています。肌のターンオーバーを促進し、しみの排出や皮膚に張りが期待できます。
治療開始後、皮膚が赤くなったり、ガサガサになり剥けてしまうことがあります。状態によって塗る量や回数を減らし、ひどい場合には中止することがあります。
妊娠の可能性がある場合や授乳中の方は使用できません。
ハイドロキノンと一緒に使用することもあります。場合によりレーザー治療も併せて行います。
外用薬治療の注意点
治療中は稀に、以下のような症状がみられる場合があります。
- 合併症・副作用
- 赤み/かゆみ/炎症/白斑/剥脱/過敏/しみの悪化
気になる症状が現れた場合には、速やかにご連絡ください。
いぼについて
アクロコルドン

皮膚の良性腫瘍です。主に首や脇、鼠径部(そけいぶ)にできます。
皮膚の柔らかいところにできやすく、いぼ自体も柔らかいのが特徴です。1ミリ~3ミリ程度の小さなものが多く、色も肌色や赤みを帯びたものがあります。
脂漏性角化症

老人性疣贅(ゆうぜい)ともいい、盛り上がりのあるしみで、紫外線を浴びるところに発生しやすいため顔だけでなくいろんな場所にできます。大きさは数ミリから1cmくらいとさまざまで、しみやほくろ、皮膚がんなどと見た目が似ているため、ご自身では判断が難しいことがあります。
尋常性疣贅

ウイルス性のいぼです。保険が適用されるので皮膚科を受診いただきます。