脱脂術
脱脂術について

脱脂術は主に下まぶたのたるみやクマに対する治療として行われます。
下まぶたを「あっかんべぇ」の状態にすると見える、下まぶたの裏側の赤い粘膜の部分を切開し、眼窩隔膜の前面を少し下の方まではがします。その後、眼窩隔膜を切開し、眼窩脂肪が溢れ出てくるので、不要な分を摘出します。
脱脂術は、皮膚に傷が残らないところがメリットです。肌表面に傷がないので、翌日から洗顔も、お化粧も可能です。
しかし、弛んだ皮膚は変化せず中身の脂肪が減るので、萎んだ風船のようになってしまいます。そのため患者様の状態によっては、かえって皺が目立ってしまうこともあります。
脱脂術の注意点
脱脂術では術後約2〜3日後(個人差あり)に腫れがピークを迎え、その後徐々に引いていき、およそ1~2週間後には大きな腫れは治まってきます。内出血や感染症になった場合は腫れが長引く場合があります。抜糸はありません。1ヶ月後にはお化粧なしでも外出できる程度まで回復してきます。3ヶ月後には傷跡もほとんど目立たなくなります。
当日から洗顔・メイクは可能ですが、無理はせず腫れが引くまでよく冷やして安静にしている方がダウンタイムを短くすることができます。
シャワーは当日から可能ですが、浴槽にゆっくりと浸かって温まるのは、1週間は避けていただいています。学校や会社へは翌日から行くことは出来ますが、大きな腫れがみられるので、2~3日はお休みいただくことをおすすめします。運動は術後1週間程控えていただいています。
術後は稀に、以下のような症状がみられる場合があります。
- 合併症・副作用
- 感染/血腫/腫れ/浮腫み/内出血/傷跡//脂肪の取りすぎ・取り残し/左右差/小じわ・たるみの増加/目のチクチク感/白目や角膜の損傷/眼球の火傷
気になる症状が現れた場合には、速やかにご連絡ください。