CMX

CMX若手共同研究プロジェクトR7年度研究進捗発表会 特別講演

腸内細菌とがん ~基礎から研究最前線まで~
Gut Microbiota and Cancer: From Fundamentals to the Research Frontiers

大谷 直子 先生
大阪公立大学大学院医学研究科・病態生理学・教授

開催概要
日 時令和8年7月28日(火)16:40~18:20
場 所 ・対面…医学部会館シスメックスホール
・Web…お申し込みの方へ別途参加URL等ご連絡差し上げます(定員80名)。
お申込み方法 令和7年6月30日(月)17時までに各分野へ通知する申込フォームでご登録ください。
講演概要
大谷直子先生

ヒトの腸内には約40兆個、1000種類以上の細菌が生息し、 栄養代謝、免疫制御、病原体防御などを通じて宿主の恒常性維持に重要な役割を担っている。 近年、次世代シーケンサー技術の発展により、腸内細菌叢の異常(ディスバイオシス)が 腸疾患のみならず遠隔臓器にも影響を及ぼし、さらに炎症性疾患だけでなく、 がんの発症や進展にも関与することが明らかとなってきた。 特に肝臓は門脈等を介して腸管由来物質の影響を直接受けることから、「 腸肝軸」を介した腸内細菌と肝疾患との関連が注目されている。 本講義では、腸内細菌とがんに関する基本事項から最新のトピックスを紹介するとともに、 講演者の専門である腸肝軸を介した肝がん進展機構、 特に腸内細菌由来代謝産物や菌体成分が肝臓へ移行し、細胞老化随伴分泌現象(SASP)を 介して肝がん微小環境を形成するメカニズムについて、最新の研究成果も交えて紹介する。