新興・再興感染症国際共同研究拠点,神戸大学 大学院医学研究科・医学部,医学研究科,付属病院,English,アクセス,神戸大学,医学研究科,附属病院,神戸大学都市安全研究センター,兵庫県立健康生活科学研究所健康科学研究センター,神戸市環境保健研究所,WHO神戸センター,理化学研究所感染症研究ネットワーク支援センター,科学技術振興機構,アクセス,感染症センター
我が国とアジア諸国等との学術国際協力・交流を推進し、アジアにおける医学分野の教育研究拠点(センター・オブ・ラーニング)として、学術面での国際貢献に寄与することを理念に設置された神戸大学医学部附属医学医療国際交流センターの前身である医学研究国際交流センター(ICMR)は1979(昭和54)年4月に設置されました。

以来30年を経過した現在、ICMRの事業は、当初の期待した以上に対象国における医学教育・医学研究の向上に極めて有効な手段となっています。また、その活動を通じて得られた多くの学術成果は、疾病とその病因に関する地球規模の多様性を明確にし、欧米先進国との交流のみでは得られない価値ある業績として高く評価されています。
2004(平成16)年4月に、ICMRは、これまでの国際学術交流・共同研究の成果を更に発展させ、21世紀の医学医療を正面から見据えた高度の教育研究の実施を通して、アジア及び世界の研究者並びに留学生の学術交流の中核として、また、日本人研究者との共同研究の場として、国際的に魅力ある医学医療教育研究拠点となることを目指して、医学医療国際交流センター(ICMRT)へと改組拡充しました。
現在ICMRT横断的プロジェクトの一環として、文部科学省が実施する「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム」において、2007(平成19)年5月からインドネシア・アイルランガ大学熱帯病センターに「神戸大学新興・再興感染症国際共同研究拠点」(インドネシア-神戸大学拠点)を形成し、感染症研究を積極的に推進するとともに、他大学が実施している海外拠点利用型共同研究にも参画しています。また、2006(平成18)年12月には独立行政法人国際協力機構(JICA)から「ソロモン国マラリア対策強化プロジェクト」を受託し、2009(平成21)年11月まで実施しました。
2009年4月1日,人類に免疫が無く、大流行の脅威が高まる新型インフルエンザなど新興感染症にすばやく対応するために、ICMRTを改組し,基礎研究部門と臨床研究部門からなる「感染症センター Center for Infectious Diseases (CID)」(初代センター長:医学研究科教授 堀田博(微生物学))を新設しました。神戸大学は1960年代から国内の他大学に先駆け、未解明の変異型ウイルスが多数存在するインドネシアで、新型インフルエンザに変異する恐れがある鳥インフルエンザやウイルス肝炎、デング熱などについて、東南アジア等の研究者と共同研究を継続してきました。ウイルスの発見や解析が早まればワクチンも速く作ることができるようになります。感染症センターでは、これらの研究結果をさらに応用し、新薬開発や診断漏れの防止などに取り組みます。あわせて、院内感染や都市の安全まで視野に入れ、総合的に感染症に対応していきたいと考えています。
我が国とアジア諸国等との学術国際協力・交流を推進し、アジアにおける医学分野の教育研究拠点(センター・オブ・ラーニング)として、学術面での国際貢献に寄与することを理念に設置された神戸大学医学部附属医学医療国際交流センターの前身である医学研究国際交流センター(ICMR)は1979(昭和54)年4月に設置されました。