神戸大学大学院医学研究科腎泌尿器科学分野

Division of Urology, Department of Surgery Related, Kobe University Graduate School of Medicine

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尿路結石外来

腎臓から尿道に至る尿の通り路に結石ができる病気を尿路結石症といいます。尿路結石の成因については80~90%が不明とされていますが,尿路疾患(尿路通過障害)が潜んでいたり,代謝性疾患(カルシウム,尿酸,アミノ酸代謝異常)が発見されることも稀ではありません。

尿路結石の大半は腎臓で作られ、その約8割は小さいうちに、尿とともに体外に排出されます。しかし残りの2割は排出されずに尿路に停滞し大きくなり、様々な症状を引き起こします。

その中でも尿管につまった尿管結石は、突然の脇腹や背中の激痛を引き起こします。また症状が無くても尿路結石は尿路感染症の原因となり、長い間放置すると腎臓の機能が著しく低下します。

治療については体外で発生させた衝撃波により、細かく砂状に結石を破砕し、尿とともに自然に体外に排出させる体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を行っており、またESWL単独では治療困難な症例に対しても積極的にTUL(経尿道的結石摘除術),PNL(経皮的腎切石術)など内視鏡的治療を併用することにより結石の完全除去に努めています。

また、可能な限り結石形成の原因精査と予防治療を行っています。