大腸癌

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当科での大腸癌に対する外科治療について

大腸癌に対する外科治療には、これまで行われてきた開腹手術腹腔鏡下手術の2つのアプローチ方法があります。我々は、腹腔鏡下手術がこれまでの開腹手術をはるかに凌ぐ拡大視効果を持ちより精緻な手術が可能であることから積極的にこの腹腔鏡下手術を行っており、大腸癌外科治療の軸としています。

Technologyの進歩に伴い、腹腔鏡下手術の精度は数年前と比較すると格段の進歩があります。
また、これまでは根治切除不能と考えらていた非常に進行した癌(直腸癌)に対しては、術前に化学療法と放射線療法を組み合わせることによって根治切除を目指しています。

<神戸大学食道胃腸外科~下部消化管グループ>
Chief:角 泰雄   Staff :山下 公大金光 聖哲

ロボット支援腹腔鏡下直腸切除術の風景

腹腔鏡下手術

当科での腹腔鏡下手術の割合は年々増加し、昨年は86%にまでなりました。
また手技的に難易度の上がる直腸癌に対しても積極的に本術式を導入し9割にまでなりました。
この腹腔鏡下手術の普及により、患者さんの体に与えるダメージが低減されたことはもちろんですが、拡大視効果により精緻な手術が可能となりました。術後の早期回復による術後化学療法の早期導入も可能となります。
当科では、日本内視鏡外科学会技術認定医が中心となり、この腹腔鏡下手術を軸に外科治療を行っています。

また、神戸大学では2014年4月から3Dハイビジョン映像システムが導入され、ほぼ全例3Dシステムによる腹腔鏡下手術を行っています。3Dシステムにより立体的な3次元映像となり、より精緻で安全な手術を行えるようになりました。

当科における腹腔鏡下手術の割合

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ロボット支援手術

当科における腹腔鏡下手術の割合da VinciTM Surgical Systemを用いた腹腔鏡下手術です。

(1) 高精細の3次元映像
(2) カメラを含む鉗子の手振れ補正
(3) 人間の関節の動きに匹敵する可動性を持った鉗子
(4) 動きのスケールの調整

など、これまでの腹腔鏡下手術での弱点と考えられていた部分を補う能力を持つ手術支援ロボットです。
このda VinciTMSurgical Systemは大腸癌領域において、狭い骨盤腔での操作を必要とする直腸癌手術に最も効果があると考えられており、当科では臨床試験のもと10例の下部直腸癌に対して行いました。

ただ現在の日本では、泌尿器科領域(前立腺癌)にしか保険適応はされておらず大腸をはじめとする消化器癌にはまだ保険適応はされていないのが現状です。そのため、このロボット支援手術は、各大学およびセンター病院で臨床試験による校費での診療もしくは自費による診療であるのが現状です。
現在当科では、自費診療となっています。

ロボット支援腹腔鏡下直腸切除術の自費診療についてのお問い合わせ
神戸大学食道胃腸外科
【担当】角 泰雄  【Tel】078-382-5925

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Reduced Port Surgery(単孔式手術を含む)

右側大腸(盲腸~上行結腸)癌に対してはトロッカー(腹腔鏡下手術で使う筒)の数もしくはサイズを減らすReduced PortSureryを積極的に導入しています。

この術式は、お腹の傷がさらに少なく(小さく)なり、より低侵襲(体にやさしい)な手術と言えます。その究極が単孔式手術となります。お臍を中心とした約3.5cm(術後傷は縮みますので、もっと小さくなります)の傷のみとなります。

ただし、本術式は若干難易度が上がるため、癌に対する手術の質を落とさないように当科では日本内視鏡外科学会技術認定医が中心となり段階を追って導入しています。
本術式も現在では3D映像システムでの手術を行っています。

Reduced Port Surgery(単孔式手術を含む)

術前化学放射線療法

術前化学放射線療法当科では、進行下部直腸癌に対して積極的に手術前に抗癌剤治療と放射線治療を組み合わせた化学放射線療法を行っています。

この化学放射線療法の目的は、
(1) 腫瘍の縮小
(2) 局所再発率の低減
、にあります。

これを行うことにより、進行した下部直腸癌に対しても根治手術を目指しています。
手術は可能な限り腹腔鏡下手術を行っており、体に与えるダメージを押さえるようにしています。

また、この化学放射線療法後に肛門までを全部切除する手術(直腸切断術)を行うと非常に高い頻度で会陰部創(おしりの傷)の感染が起きますが、当科では大網充填法(胃からぶらさがっている脂肪のカーテンを骨盤に埋める方法)を用いて非常に良好な結果を得ています。

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神戸大学大学院医学研究科外科学講座 食道胃腸外科学分野
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