スタッフ対談

スタッフ対談「放射線科における女性医師の役割」

仕事のやりがい、印象に残った出来事

杉村教授
放射線科の仕事のやりがいや、これまでに印象に残ったことはありますか?
●Hさん
私がこども病院に勤務していたときのことなのですが、先天性心疾患術前の形態評価目的に施行されたCTで、細い血管を3Dで描出したり、それを診断したのですが、術後に心臓血管外科の先生から「先生の診断どおりで、オペの前にこれを作ってもらって本当に助かりました」と言っていただいたことがありました。とてもうれしく思いました。
●Wさん
以前勤めていた研修先の病院で、フォローの目的で撮影されたCTをたまたま読んでいたときに腸管穿孔に気付いて、その場で上司に報告して主治医に伝わってすぐに手術に持っていけたことがありました。偶然とは言え重大なことに最初に気付くことができたのが印象に残っていますね。

女性でよかったと感じたこと

●杉村教授
それでは、今回は女性の方がに集まっていただいたのですが皆さんが女性で良かったと思ったことはありますか?
●Sさん
私はいま乳腺に興味があってやり始めているのですが、女性の先生だと患者さんも気楽に受けることが出来るのではないかなと思います。やはり女性の臓器は女性で見るのが一番ではないかな、と。
●杉村教授
子宮や卵巣の診断は男性医師もしますが、自分にはない臓器なので女性医師の方が力が入る、というのはあるようですね。
●一同
そうですね。
●杉村教授
では妊娠、出産についてはいかがでしょうか。女性医師にとってはハンデとも考えられることですが…。
●Hさん
一般的には妊娠、出産というものがハンデだと思いがちなんですが、この医局では基本的に同じ土俵に乗せてもらえて頑張れば評価してもらえます。
確かに妊娠中や出産後は時間的制約はありますので、他の診療科などではやる気はあっても非常勤として働くことを余儀なくされ、やりがいを感じないといった意見を知り合いの女性医師からしばしば聞きます。
放射線科では他科と比較してデスクワークが多く、自宅でも放射線科医としての知識を日々蓄積することが可能ですので、自分のペースでキャリアアップできるという点がよいと思います。
私自身は非常にやりがいを感じています。実際の病院での仕事についても。上司が協力的で,毎日楽しく仕事をさせていただいています。
●杉村教授
僕がアメリカに行っていたときのボスが女性でした、その方の女性の友人が某大学の教授をしているんですが、その方もお子さんをお持ちで週3日出てくる“パートタイム・プロフェッサー”で、”Female Pelvisの権威”として有名です。こういうことも他の診療科では考えられないですね。
●一同
そうですね。
●杉村教授
だからやりがいのある仕事をずっと続けられるし、ライフスタイルに合わせることができるので、生きがいを持って取り組めると思います。
これだけ女性ウェルカムと言ってくれるところはなかなかありません。
やることはいくらでもあるのでどれだけ増えてもかまいませんし、家庭を持っておられたら週3日でも良いですからね。
●Wさん
妊娠中ではアンギオはできませんが他にも読影など色々なことができます。医局も妊娠、出産に対する理解があり、私の場合も「仕事を続けるにはどうしたら良いか」を親身に相談に乗っていただけました。妊娠・出産しても安心して仕事を続けられる環境だと思います。
●Sさん
いまは仕事が中心の生活になっていますが、妊娠、出産、子育てもしておられる方が回りにたくさんいらっしゃいますので、あまり将来のことは心配していません。
あと、特にこれといった興味は持たずに放射線科に入ろうと思ったのですが、研修中に外科を回った際に乳腺に興味が湧き、自分で見つけたことをそのまま続けさせてもらえる科というのはなかなか無いように思いますので、放射線科はとても良い科だと思います。

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