診療案内

調査研究に関して

「非侵襲的画像診断を用いたアダムキービッツ動脈(AKA)の診断に関する研究」について

神戸大学医学部附属病院放射線科では、大動脈瘤術前の患者さんを対象に「非侵襲的画像診断を用いたアダムキービッツ動脈(AKA)の診断に関する研究」という調査研究を実施しております。内容については下記のとおりとなっております。
尚、この調査研究についてご質問等ございましたら、最後に記載しております[問い合わせ窓口]までご連絡ください。

研究概要および利用目的

背骨(脊柱管)の中にある神経の束である脊髄を栄養する動脈の中で重要とされているのがアダムキービッツ動脈(AKA)です。アダムキービッツ動脈(AKA)は、胸部下行大動脈から枝分かれし、背骨の中へ走行している数mm径の細い血管であり、枝分かれしている箇所も人によって様々です。この動脈の血流がなくなると脊髄の虚血により下肢の麻痺が生じることがあり、特に、大動脈瘤の手術時にはこのアダムキービッツ動脈(AKA)の分岐位置を含めて大動脈の手術をすることがあるため、手術前にこの分岐位置を確認することは重要なことです。これを確認する方法としてこれまでは、カテーテルを挿入して検査を行う血管造影が主流でしたが、これは侵襲性の高い検査でした。
そこで近年では侵襲性の低い検査方法として、CTやMRIが使用されることが多くなってきました。実際、神戸大学医学部附属病院でもCTやMRIを用いた検査によりアダムキービッツ動脈(AKA)の分岐位置を診断しております。
CTやMRI装置の進歩はめざましく、本院でも最先端の装置が多数導入されています。これに伴い、画像の向上が日進月歩で進んでおり、このことはアダムキービッツ動脈(AKA)のような細い血管を描出する場合には、非常に重要な要素になります。
また、アダムキービッツ動脈(AKA)の診断においては、造影剤を使って検査していますが、造影剤の投与方法の違いもCTやMRI装置の性能と同様にアダムキービッツ動脈(AKA)の描出に関わりがあるのではないかと我々は考えています。
そこで本研究では、CTやMRIの機種や造影剤の投与方法との組み合わせによってアダムキービッツ動脈(AKA)の描出能にどんな違いがあるのかを評価するとともに、CTやMRIによる画像診断における問題点を明らかにすることで、次なる撮影法の検討を行いたいと思っています。

取り扱うデータ(患者さんのカルテおよび検査画像から下記データを収集します。)

個人臨床データ:性別、年齢、身長、体重、BMI、基礎疾患
画像診断:CT、MRIを用いた検査データ、使用造影剤、造影剤投与方法

個人情報保護の方法

個人識別情報を含む資料等(個人臨床データならびにCTおよびMRI検査画像)は、本研究実施責任者(神戸大学医学部附属病院放射線科・助教:河野淳)が匿名化(患者さんの氏名、住所、生年月日、住所、患者IDなど、患者さん個人を特定できる情報を全て削除し、代わりに符号などを付します。)した上で本研究に用いらせていただきます。なお、資料等と患者さん個人を結びつけることのできる対応表の管理については、他のコンピューターと切り離された専用のコンピューターを用い、コンピューターの外部記憶装置に保管して神戸大学大学院医学研究科放射線医学研究室において厳重に保管いたします。

研究参加による利益・不利益

  • 利益・・・本研究に資料等(個人臨床データならびにCTおよびMRI検査画像)をご提供いただいた患者さん個人には特に利益と考えられるようなことはございません。
  • 不利益・・・カルテや検査画像からのデータ収集のみであるため、特にありません。

研究終了後のデータの取り扱いについて

今回の研究に使われるデータが医学の発展に伴って、他の病気の診断や治療に新たな重要な情報をもたらす可能性があります。このため、データ等を研究終了後も保存させていただき、新たな研究等に使用させていただきたいと思っています。その場合にも、上記のように全ての患者さんの情報を匿名化してデータを扱い、データが使い切られるまで神戸大学大学院医学研究科放射線医学の研究室内で厳重に保管いたします。ただし、本研究終了後にデータを廃棄することを望まれていらっしゃる場合には、下記[問い合わせ窓口]までご連絡ください。この場合には、個人を特定できない状態で速やかに廃棄させていただきます。
なお、保存させていただいたデータを用いて新たな研究を実施する際には、その研究について、医学倫理委員会で再度、審査を受けることとなっております。

研究成果の公表について

研究成果が学術目的のために論文や学会で公表されることがありますが、その場合も、患者さんの個人情報の秘密は厳重に守られますので、第三者に患者さんの個人情報が明らかになることはありません。

研究参加の取り止めについて

いつでも可能です。参加を辞退されたい場合には、下記[問い合わせ窓口]までご連絡ください。参加辞退の希望を受けた場合、それ以降、患者さんのデータを本研究に用いることはありません。しかしながら、同意を取り消した時、すでに研究成果が論文などで公表されていた場合のように、結果を廃棄できない場合もあります。

問い合わせ窓口

この研究についてのご質問だけでなく、ご自身のデータが本研究に用いられているかどうかをお知りになりたい場合や、あるいはご自身のデータの使用を望まれない場合など、この研究プロジェクトに関することは、どうぞ下記の窓口までお問い合わせ下さい。

神戸大学附属病院放射線科 助教 河野 淳 
連絡先:078-382-6104

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