入局希望の方へ

後期研修

初期研修は医師のスタートとしては大切ですが、その後に控えている後期研修は、多くの場合一生を左右するより大切な選択として位置づけるべきでしょう。

神戸大学放射線科の有する優れた教育プログラムを、少しでも多くの初期研修医に情報を提供しようと考え、ここに公開する事にしました。

→研修プログラム冊子を見る

1.放射線科医になる

専門医養成プログラムは、放射線科医として一人前の知識と技術、経験を習得するためのプログラムである。

医療制度の変革と医療技術の進歩の中で、医療現場での医師像も大きく変わってきている。従来の「お医者様」では、患者、社会の満足が得られる医療は、困難になってきた。各分野の専門医が、適切な診断・治療方針を協議し、決定することが必要となってきた。画像診断の専門家である。画像診断医、そして悪性腫瘍治療の専門家である放射線治療医は、その中で大きな役割を果たしている。

画像診断の専門家である画像診断医の需要は急速に高まっている。日本には世界のCTの三分の一があると言われ、それらの診断機器は、日進月歩の勢いで高度化している。それを使いこなし、画像診断をすることは、もはや外来の合間に行うことは不可能である。最適な治療のためには、適切な診断が必要であり、全身の画像診断の知識を持つ放射線医の重大性は増すばかりである。

癌をはじめとする悪性腫瘍の治療において、放射線治療は大きな柱である。切らずに直す治療から、今や術前のステージングに応じた集学的治療の一つに放射線治療は確固たる地位を築いている。定位照射および粒子線治療という病気の部分だけに治療線量の放射線を集中して照射する技術が開発され、正常組織へのダメージが少なく、より低侵襲でより高い治療効果へと日々進歩してきていて、これに携わる放射線治療医の育成が急務である。

IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)は、画像診断の技術を応用した低侵襲な治療法のことである。IVRは、抗癌剤の動注療法や血管拡張術の「血管内治療」とCTガイド下生検・経皮的ドレナージ術などの「血管外治療」に分けられる。血管内治療ではカテーテルとガイドワイヤーを駆使して1mm以下の細い血管まで到達し、治療することができる。放射線科では、IVRに伴う手技および被曝の知識を含め、トレーニングを受けられる。

日々進歩する放射線機器、放射線診断技術、放射線治療技術、IVR手技を習得した放射線医は、診断過程での重要なキーマンであり、患者に優しい低侵襲治療を行う優しい医療の主役である。こうした、放射線科医が、多くの病院で求められている。

神戸大学放射線科の専門医養成プログラムでは、関係者との有機的な人的交流の中で、放射線科医として必要な知識、技術を習得することを目的としている。

ページトップへ戻る

2.放射線科専門医

放射線科診断専門医の資格を持った医師が、画像診断レポートを作成すると。画像診断管理加算が、病院に算定される。これは、通常の検査の保険点数に加点される形のもので、放射線科医の技術料といえる。

放射線科専門医を取得するには、初期研修終了後、3年目から日本医学放射線学会の認定する修練機関(神戸大学病院と関連病院)で3年間、画像診断、放射線治療、IVRの全てを研修する必要がある。また、その内1年間は、日本医学放射線学会の認定した総合修練機関(神戸大学病院など)で研修する必要がある。6年目夏に放射線科専門医試験を受験する。

これに合格後、放射線科専門医になった上で2年間、放射線診断・IVR、または、放射線治療を専門的に研修し、放射線診断専門医試験または放射線治療専門医試験を受ける。これに合格することで、最も早くて8年目に、放射線診断専門医または放射線治療専門医を取得することができる。

3.医学博士

将来、指導的立場として、教育・研究を行うときに持っていた方が、望ましい資格である。研修終了後、大学院医学研究科に進み、4年間の放射線医学の基礎的もしくは臨床的研究を行う。大学院に入学し、教官の指導を受け研究を行う。その研究論文を医学雑誌に投稿し、論文が掲載されると教授会での審査の後、医学博士が授与される。

または、社会人大学院に入学する制度がある。社会人大学院とは、関係病院などに勤務しながら、大学院に通い、教官の指導を受け研究を行う。研究論文が学術誌に掲載されると、教授会を経て医学博士が授与される制度である。ただし、関係病院に4年間勤務するだけでは、十分な研究指導を受けることが難しいことがあるので、2年間程度大学で勤務しながら、研究の指導を受けることもある。

ページトップへ戻る

神戸大学医学部付属病院放射線科医局

〒650-0017 神戸市中央区楠町7-5-2
TEL:078-382-6104 FAX:078-382-6129
交通アクセス