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がん抑制の仕組み解明 神大助教授ら英誌に発表
2003/08/21

 神戸大の杉浦麗子助教授らの研究グループは二十日までに、酵母を使った実験で、細胞をがん化させる因子の働きを抑制する仕組みを解明した。今後、ヒトの細胞で実証されれば、がんの増殖を抑える治療方法の開発にもつながる。二十一日付の英科学誌ネイチャーに発表される。

 がんの原因は、以前は細胞をがん化させる遺伝子の変異と考えるのが一般的だった。だが近年は、がん化を抑制する遺伝子の異常に原因を求め、治療法を探る研究が盛んに行われている。

 これまでに、マップキナーゼ(Mapk)という因子がリン酸化され、異常に活性化されることで、細胞ががん化するが、マップキナーゼホスファターゼ(Mkp)という酵素の働きで、がん化を抑えていることが分かっている。

 杉浦助教授らは五年前から、遺伝子を扱いやすい酵母を使って、がんのメカニズムを研究。その結果、Mkpをつくり出すRNA(リボ核酸)と、これに結合して働きを安定させているタンパク質Rnc1を発見した。

 またMapkが異常に活性化されると、このタンパク質が活性化し、Mkpが多くつくり出されてがん化が強く抑制される機構も解明。一方、このRNAやRnc1の機能を壊すと、Mkpがほとんどつくられなくなり、細胞のがん化が進むことも確認した。

 これらの仕組みの元になる遺伝子はヒトの細胞にも存在するため、がん治療への応用も期待される。杉浦助教授は「がん抑制の細かい仕組みが分かったことで、より狙いの定まった治療方法の開発につながるのでは」と話している。
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TITLE:神戸新聞ニュース:総合/2003.08.21/がん抑制の仕組み解明 神大助教授ら英誌に発表
DATE:2003/08/21 21:45
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