第232回 日本小児科学会兵庫県地方会

プ ロ グ ラ ム

日 時  平成16年2月21日(土)PM1:30〜

会 場  兵庫医科大学 3号館1階3−1講義室

         阪神電鉄武庫川駅西出口から徒歩2分

  本地方会は、日本小児科学会認定医のための研修8単位です。


一 般 講 演(講演時間6分)

I グループ (13:30〜14:02)               座長  安 部 治 郎

  1.化膿性髄膜炎に続発した乳児慢性硬膜下血腫の1例

                    西脇市立西脇病院 小児科  酒 井 圭 子 他

  2.ミトコンドリアDNA8993 T to G変異をみとめたLeigh脳症の1例

                     加古川市民病院 小児科  海老名 俊 亮 他

  3.脊髄症状を主症状に発症した急性散在性脳脊髄炎の1例

                        神戸大学 小児科  清 藤 佐知子 他

  4.失立失歩を呈した転換性障害の3例

                        神戸大学 小児科  山 本 明 代 他

 

II グループ (14:02〜14:42)               座長  皆 川 京 子

  5.当院における一絨毛膜一羊膜双胎の予後

         兵庫県立こども病院周産期医療センター 新生児科  溝 脇   領 他

  6.新生児メレナにおけるPIVKAU測定の有用性についての検討

                     加古川市民病院 小児科  磯 野 員 倫 他

  7.長期に人工呼吸管理を要した出血性肺浮腫の1例

                        神戸大学 小児科  住 谷 珠 子 他

  8.先天性気道閉鎖の1例

                      兵庫医科大学 小児科  峰   淳 史 他

  9.出生時に茎捻転を生じていた新生児卵巣嚢腫の1例

         兵庫県立こども病院周産期医療センター 新生児科  岡 本   龍 他

 

III グループ (14:42〜15:14)               座長  泉     裕

  10.自己末梢血幹細胞移植(auto-PBSCT)併用シスプラチン大量療法を施行した上咽頭癌の1例

                        神戸大学 小児科  金 澤 育 子 他

  11.骨髄非破壊性前処置を用い臍帯血移植を施行した頻回再発非ホジキンリンパ腫(NHL)の1例

                      兵庫医科大学 小児科  樋 上 敦 紀 他

  12.細菌性肺炎をくり返した慢性肉芽腫症の1例

                     姫路赤十字病院 小児科  与茂田   愛 他

  13.VPシャント術後における髄液好酸球増多症を来した1例

                    兵庫県立塚口病院 小児科  奥 村 良 法 他

        _____ 休     憩 ______

特 別 講 演(15:30〜16:15)               座長  谷 澤 隆 邦

ASIMOの開発経緯とホンダの企業文化   ホンダエレシス 代表取締役社長 平 井 和 雄 氏

 

IV グループ (16:15〜16:47)               座長  上 川 眞里子

  14.当院における地域連携小児夜間・休日診療の試み

                   六甲アイランド病院 小児科  山 田 至 康 他

  15.小児科もパスを作ろう! _肺炎クリニカルパスの使用実績_

                     神鋼加古川病院 小児科  吉 田   茂 他

  16.当院救急医療室における熱傷治療経験 〜輸液、感染、疼痛管理について

                 兵庫県立こども病院 救急医療室  佐 治 洋 介 他

  17.治療抵抗性で腎不全へと至り、移植後再発のため再び腎不全へと至った微小変化型ネフローゼの1例                神戸大学 小児科  大 沼 健 一 他

 

V グループ (16:47〜17:27)               座長  前 田   浩

  18.胃食道逆流症(GER)を合併した新生児ミルクアレルギーの1例

                     愛仁会千船病院 小児科  小 田   望 他

  19.光線過敏症の父子例

                      国立神戸病院 小児科  高 橋 昌 子 他

  20.交換輸血を施行した川崎病の1例

                   西神戸医療センター 小児科  平 田 拓 也 他

  21.MRIが診断に有効であった左橈骨骨膜下膿瘍の1例

                    明石市立市民病院 小児科  野 崎 友 子 他

  22.ターナー症侯群の治療、合併症、アドバースイベントに関する検討

                       たかはしクリニック  高 橋 利 和

 

、 グループ (17:27〜17:59)               座長  日 野 利 治

  23.当院でのインフルエンザ症例の検討

                   六甲アイランド病院 小児科  佐々木 香 織 他

  24.アデノウィルス性扁桃炎の検討

                  社会保険神戸中央病院 小児科  阪 井 久 広 他

  25.人工呼吸管理中に著明な皮下気腫を呈した急性細気管支炎の1例

                     神鋼加古川病院 小児科  橋 本 裕 美 他

  26.若年女性における風疹抗体保有状況

                     神戸掖済会病院 小児科  舟 田 俊 平 他

特別講演

ASIMOの開発経緯とホンダの企業文化  (株)ホンダエレシス 代表取締役社長 平 井 和 雄 氏

 ホンダは、自動車だけでなくオートバイや、船舶用エンジン、そして、研究用ではあるが航空機も作るモビリティ企業である。その様な、追求の中で、二足歩行という究極のモビリティを目指した。
 その成功には、ホンダのレースで養ったチャレンジ精神や、常に現物を実際に作って研究開発を進める企業風土があり、それらが、二足歩行ロボットと云う、最も難易度の高い技術を完成させた原動力となっている。その開発過程では、各フェーズで何度もモデルを作り、失敗しながらも果敢にチャレンジする事で人間並みに歩かせることに成功した。
 最新のASIMOは、1.小型化・軽量化 2.腕・手の機能進化 3.歩行及び知覚の知能化の3点に特徴がある。歩行では方向転換の一旦停止も不要となり自在な歩行が可能となり、また、人の顔の認識や指示に従い動作するなど更なる知能化が図れた。
 現状は、基本的動作をする第1段階であるが、
1)さらに軽量化を追求する
2)操作の簡素化と自律判断機能を向上させる
3)さらに運動機能を向上し人に近い歩行を実現する
4)転倒などいかなる状況にも対応可能な機能を実現する
 といったことを目標に開発を進めていく。