通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明し、同意を得たうえで行います。臨床研究のうち、診療データ等の情報や既に院内に保管している検体(通常診療にて使用した後に残った余剰検体) のみを用いる研究は、国が定めた医学系研究倫理指針に基づき、対象となる患者さんから直接同意を得る必要はありませんが、研究に関する情報を公開し、患者さんが拒否できる機会を保障することが必要とされております。このような手法を「オプトアウト」といいます。 研究の為に、ご自身の診療情報や余剰検体が使用される事を望まない方は、各研究の担当者までお知らせください。
当科で実施している「オプトアウト」を用いた臨床研究は こちら
治験に関しては 神戸大学腫瘍センター がん研究的診療一覧 をご確認ください。
認定臨床研究審査委員会(CRB):特定臨床研究
血液
- MMF:高リスク同種造血幹細胞移植におけるMycophenolate mofetil(MMF)の早期減量法に関する臨床試験(PhaseII Pilot Study)
- JALSG-PhALL219:初発BCR-ABL1陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)を対象としたダサチニブ、ポナチニブ併用化学療法および造血幹細胞移植の臨床第II相試験
- JPLSG-LCH-19-MSMFB:小児および若年成人におけるランゲルハンス細胞組織球症に対するリスク別多施設共同第Ⅱ相臨床試験
- JPLSG-ALL-B19:小児・AYA・成人に発症したB前駆細胞性急性リンパ性白血病に対する多剤併用化学療法の多施設共同第III相臨床試験
- JPLSG-ALL-T19:小児、AYA世代および成人T細胞性急性リンパ性白血病に対する多施設共同後期第II相臨床試験
- PTCyハプロレスキュー:同種移植後生着不全に対する移植後シクロホスファミドを用いた血縁者間HLA半合致救援移植の多施設共同第Ⅱ相研究
- RTX-premedication:非ホジキンリンパ腫患者を対象としたアセトアミノフェン併用下におけるヒドロキシジンパモ酸塩またはベポタスチンベシル酸塩の前投薬によるリツキシマブ初回投与時のインフュージョンリアクション発現抑制効果を評価する第Ⅱ相、多施設共同、実薬、二重盲検、ランダム化比較試験
介入研究倫理審査委員会(ERB)
固形
- GeNeS1S:切除不能膵癌に対するGemcitabine/Nab-paclitaxel/S-1併用療法の第I/II相試験
- JCOG1601:StageI/II舌癌に対する予防的頸部郭清省略の意義を検証するランダム化比較第III相試験
- 局所進行下部直腸癌に対する術前化学療法としてのBev併用FOLFOXIRI療法の有効性・安全性について検討する多施設共同第II相臨床試験(外科申請分)
- NAT FFX:局所進行切除不能膵癌および切除可能境界膵癌に対する術前治療としてのFOLFIRINOX療法の第II相臨床試験(外科申請分)
- PRO-MOTE:切除不能進行がんおよび転移・再発固形がん患者に対するElectronicPatient-Reported Outcome (ePRO)モニタリングの有用性を検証する多施設共同非盲検ランダム化比較試験
- JCOG2013:臨床病期I-IVA(T4を除く)胸部上中部食道扁平上皮癌に対する予防的鎖骨上リンパ節郭清省略に関するランダム化比較試験
- FEVER trial:食道癌における術前DCF療法のFeasibility試験
血液
- JALSG N-STOP216:初発時よりニロチニブが投与され分子遺伝学的完全寛解を2年間以上維持した慢性期の成人慢性骨髄性白血病症例に対する薬剤中止試験
医学倫理委員会
固形
- クリニカルシーケンス:固形癌に対する腫瘍遺伝子網羅的解析結果に基づく分子標的治療薬選択に関する観察研究
- 甲状腺未分化がんの早期診断とニボルマブとレンバチニブ併用療法の治療効果・有害事象に関連するバイオマーカー解析
- JCOG-BBJ:JCOG-バイオバンク・ジャパン連携バイオバンク
- 薬物治療に特異反応を示した悪性腫瘍患者の臨床検体を用いた薬効・薬理作用に関連する遺伝子・タンパク・代謝産物・バイオマーカーの解析・探索研究
- 免疫チェックポイント阻害薬、免疫共刺激分子抗体薬による免疫関連有害事象、有効性とHLA遺伝子の関連についての観察研究
- 悪性腫瘍患者を対象とした免疫関連細胞の前向き観察研究
- microbiome:免疫チェックポイント阻害薬が投与された症例を対象とした腸内細菌叢の前向き観察研究
- MU-MA402C付随研究1:「MAGE A4陽性かつHLA-A*02:01陽性の切除不能進行・再発を有する固形がん患者を対象にMU-MA402Cの安全性及び忍容性を検討することを目的とした多施設共同第Ⅰ相試験」付随臨床研究1「腫瘍組織検体を用いた腫瘍抗原発現及びHLAの解析」
- MU-MA402C付随研究2:「MAGE A4陽性かつHLA-A*02:01陽性の切除不能進行・再発を有する固形がん患者を対象にMU-MA402Cの安全性及び忍容性を検討することを目的とした多施設共同第Ⅰ相試験」付随臨床研究2「MU-MA402C投与後の前向き観察研究」
- DS-8201a付随:トラスツズマブ デルクステカンを投与された唾液腺癌患者における作用機序および免疫関連バイオマーカーに関する探索研究
- WJOG14620MFS:原発不明癌に対するニボルマブ(ONO-4538)治療の観察研究
- 免疫チェックポイント阻害薬に関するEORTC quality of life (QOL)モジュール開発のためのphase1/2試験
- 悪性腫瘍患者に対するSARS-CoV-2ワクチンの有効性と安全性の検討
血液
- JALSG-AML209-GS:染色体・遺伝子変異が成人急性骨髄性白血病の予後に及ぼす影響に関する観察研究
- 非血縁者間骨髄・末梢血幹細胞移植における検体保存事業
- TRUMP2:造血細胞移植および細胞治療の全国調査
- びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫患者のBリンパ球から自然免疫応答分子に対するヒトモノクローナル抗体を取得する基礎的研究
- アグレッシブATLにおける予後因子の検討と個別化医療の確立を目的とした全国一元化レジストリおよびバイオレポジトリの構築
- 体外式超音波検査のスコア化による肝類洞閉塞症候群(SOS) /中心静脈閉塞症(VOD)診断の多施設共同前向き観察研究
- JPLSG-LCH-19-Histio:日本における組織球症Histiocytosisを対象とした前方視的観察研究
- 就労経験のない移植経験者を対象とした就労に関する実態調査
「オプトアウト」を用いた臨床研究
研究の為に、ご自身の診療情報や余剰検体が使用される事を望まない方は、各研究の担当者までお知らせください。 なお、臨床研究の結果は学術雑誌や学会等で公表される事がありますが、個人情報は一切公表されません。
HOME