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研修案内

神戸大学では、大学レベルで卒後臨床研修に非常に力を入れており、神戸大学臨床研修センターが中心となり、地域の中核病院を含めた自由度の高い研修プログラムを提案しています。

初期研修

神戸大学総合臨床教育センターについて

神戸大学医学部附属病院の初期研修プログラムは、初期研修制度導入後毎年確実に応募者が増加しており、全国的にも高いマッチングレベルにあります。将来、専門性の高い脳神経外科医を目指す新卒者でも、まず、所定の研修プログラムに則り、プライマリー・ケアを中心に医師として必要な基本的診療能力を身につけ、人格を涵養することが必須です。

募集要項・マッチングについて

下記のリンク先をご確認ください。

プログラムについて

こちらの「脳神経外科専門研修 神戸大学医学部プログラム」を参照ください。

脳神経外科を目指す者は、同プログラム中の大学病院で2年間研修するコース(一般コース)あるいは基幹病院と大学病院とを1年ずつ回るコース(たすきがけコース)のいずれを選択しても構いませんが、2年目の選択研修において、6ヶ月間脳神経外科を選ぶことを推奨します。
2年目の選択科目を選ぶに際して、神経診断も併せて研修希望される者に対しては、6ヶ月間の脳外科選択期間中、一定期間当院神経内科に属し、神経内科疾患を対象に診断学の修練を積むことも可能です。

他大学出身者の受け入れ状況

当教室は、1971年に開設以来、神戸の街の開放的な空気を反映し、多くの他大学出身の医師を受け入れてきました。出身大学の例(研修医/専攻医/専門医含む)としては、大阪大学、大阪市立大学、近畿大学、兵庫医科大学、京都府立医科大学、滋賀医科大学、三重大学など近畿圏のみならず、弘前大学、山形大学、防衛医科大学校、東京慈恵会医科大学、日本医科大学、東海大学、山梨大学、信州大学、金沢医科大学、福井医科大学、鳥取大学、広島大学、島根大学、山口大学、香川医科大学、徳島大学、愛媛大学、高知医科大学、長崎大学、大分大学、佐賀大学、宮崎医科大学、鹿児島大学などが挙げられ、年度を重ねるごとに出身校が多彩になっています。
全研修期間を通じて、また、研修終了後も、出身大学や年齢・性別などでの不平等はいっさいありません。

将来、他科を希望する者の研修希望について

将来、脳神経外科専門医を目指さない研修医の受け入れも積極的にしています。この場合は、選択研修として3ヶ月の期間の研修を推奨します。これまで、神経内科、精神科、循環器内科、眼科、整形外科、泌尿器科などを目指す新卒者を受け入れ、脳・脊髄・神経疾患に対する外科的アプローチを理解・体得する機会を提供してきました。

今後将来、科を越えた臓器別チーム医療がますます重要となる中、脳神経外科を短期間経験することも大きな意義があるものと思います。特に神経内科に将来興味がある者に対しては、6ヶ月間の脳外科選択期間中に3ヶ月間神経内科単科にローテーションして、外科学と内科学両面から神経疾患を把握するプログラムを用意しますので、充実した研修が積めるものと期待します。希望者はあらかじめ、その旨申し出てください。

日本脳神経外科学会入会について

日本脳神経外科学会卒後臨床研修中の卒後一年目および二年目の医師を対象とした「研修医」会員枠を設けており、正規会員より安い会費で会員の特典が得られます。

週間スケジュール例

週間スケジュール

≫ 週間スケジュール例

カンファレンス・院内講習会
  • 抄読会:1回/週 (火曜日)
  • 症例検討カンファレンス:2回/週 (火、金曜日)
  • リサーチカンファレンス:1回/月
  • M&Mカンファレンス: 1回/3ヵ月
  • 職員必修講習(医療安全、感染対策):2回/年
  • 医療機器講習:2回/年

初期研修修了後の、後期研修/専門医取得/大学院進学/留学などについて

卒後3年目から脳神経外科専門医取得まで、臨床経験を重ね専門性を高めるため、神戸大学医学部附属病院あるいは関連訓練施設(兵庫県内を中心に20程度の連携施設を有します)を適宜ローテンションし、研修を継続します。後期研修が修了した時点で、あるいは並行して、希望者は大学院博士過程に入学することができます。

初期臨床研修後、「日本脳神経外科学会専門医認定制度」による研修プログラム下に、脳神経外科専門医研修を大学病院や連携施設・関連施設で4年間積み、一定の症例を経験し、かつ、学術活動(学会発表や論文作成)など所定の資格を満たした方は、卒後7年目以降に脳神経外科専門医の試験を受験できます。受験の時期は、臨床トレーニングの習得状況や、大学院博士課程の進捗状況により前後します。神戸大学では、専門医受験生は勉強会などを開催し、例年高い合格率をあげています。

脳神経外科専門医取得後は、subspecialtyの獲得を推奨します。期待される分野としては、脳腫瘍・頭蓋底疾患の治療・手術、脳血管内治療の専門医、脳卒中専門医、重症頭部外傷診療、神経内視鏡技術認定医、脊髄脊椎外科、機能的神経外科、小児脳神経外科などの技術習得・資格取得です。これらのsubspecialty獲得のため、短期間・長期の国内ないしは海外留学なども勧めています。

詳しくは専攻医募集のページをご覧ください。

研修や研究など、ご希望の方は、遠慮なくご連絡ください。見学も歓迎します。
なお、採用については、面談やマッチングの上、決定いたします。

お問い合わせ先

〒650-0017
神戸市中央区楠町7丁目5番1号
神戸大学大学院医学研究科 
外科系講座 脳神経外科学分野
TEL: (078) 382-5966 、FAX: (078) 382-5979