専攻医の声

神戸大学医学部附属病院 内科専門医研修プログラムで
研修された先生方にお話しを伺いました

 
代替文字第6期生(令和5年度生)
脳神経内科
坂東 美樹 先生
 
代替文字第4期生(令和3年度生)
糖尿病・内分泌内科
津本 一秀 先生
代替文字第3期生(令和2年度生)
腎臓内科
中 智孝 先生
 
代替文字第2期生(平成31年度生)
膠原病リウマチ内科
岩倉 伸昂 先生
   
 

神戸大学の内科専門医研修プログラムを選ばれた理由を教えてください。

 
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坂東:
私は琉球大学を卒業し初期研修は沖縄県で過ごしました。地元が兵庫県でしたので、後期研修から戻ってきました。神戸大学は他大学の出身者も多く、大学ですのでやはり若手が多くて医局の雰囲気もよいと感じましたし、また六甲山や神戸港に囲まれ、神戸駅にも近く利便性が高い土地柄も魅力的だったためです。
中:
僕は神戸大学出身で初期研修も北播磨総合医療センターと神戸大学関連の病院でしたので、馴染みのある神戸大学のプログラムを志望しました。
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津本:
私は学生時代から内科志望であり、数年後に内科研修プログラムの選択が必要であるという認識は早くからあったのですが、正直イメージが全く湧いていませんでした。
神戸大学が出身大学であり、大学病院および関連施設での学生実習、初期研修中に神戸大学プログラムで研修されている先輩医師の方々と接する機会が多くあり、勧めていただくことも多かったのは大きなきっかけになったと感じています。
岩倉:
私は防衛医科大学を卒業し、同校附属病院での初期研修終了後、兵庫県の駐屯地に配属されました。
神戸大学に2年通いで研修しつつも各種業務で突然の不在も多い状態で、にもかかわらず優しく温かくご指導いただき、「ぜひこの先生たちの下で膠原病を学びたい!」と感じたのが一番でした。
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プログラムの特徴について教えてください。

 
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坂東:
私は脳神経内科の専攻医として勤務しています。当科では診察や検査のレクチャーが充実しており、全体カンファレンスや回診では1人1人の患者さんから診察所見の取り方や鑑別の考え方など 本当に多くのことを学んでいます。
各内科の専攻医は1か月の総合内科ローテーションがあり、専攻科のみならず様々な疾患を経験でき、他科の研修医とも交流する機会があります。
中:
僕は腎臓内科の専攻医として4,5年目を大学で研修させていただきました。
他科も複数科ローテートさせていただき、腎臓内科以外の希少疾患や専門性が高い治療などを経験できました。
また総合内科などで他科の同学年付近の先生方とも交流する機会があることや、業務に追われるというよりは一人の患者、病態について深く掘り下げる機会が多いことなど医師の人数が多いことでことも特徴と思います。
3年目は腎臓内科の関連病院である加古川中央市民病院で研修を行い、内科全般および腎臓内科のコモンディジーズを多く経験することができました。
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津本:
関連施設の多さが特徴的であり、3年の中で市中病院と大学病院をどのような順番でどのような期間で組み合わせるかについても多彩な選択肢があるため個々に合った研修プログラムを組むことができると思います。
岩倉:
膠原病は一般内科に近い性質もあり、診療科問わずあらゆる臓器の専門家の先生方にお世話になります。
大学病院ということで身構えていましたが、神大はどの科も親身になってご相談にのっていただける環境で、膠原病の研修に当たっては素晴らしい場所でした。
また、他の先生も語られていましたが、総合内科ローテーションはあらゆる診療科の若手が混交する場でもあり、指導医の先生方の人柄もあって賑やかで楽しかったです。
また、兵庫県内外の連携外部施設の抱負さも魅力的です。
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神戸大学プログラムの良かった点はありますか。

 
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坂東:
脳神経内科は和気藹々としており、専攻医が集う医員室に戻ると会話がたえず、ほっとする雰囲気で医員同士の距離が近く相談もしやすいです。上級医の先生も質問するととても熱心に教えてくださいます。
大学病院ですが、総合内科を含む一般内科症例も多く、当科でもいわゆる神経難病だけでなく栄養障害や感染症なども多く経験できます。土日は当番制ですのでしっかりリフレッシュすることができますよ。
また週1回の教育回診は英語でもディスカッションもあり常にglobalな視点を持てるところです。
中:
大学病院での勤務という点と被りますが医師の人数が同学年付近、指導医含めて多いことから些細な疑問なども気兼ねなく聞けるところがあります。
代替文字
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津本:
プログラムの特徴と重複するところではありますが、関連施設が多くローテーションの方法も多彩であることから、特に大学病院で勤務する際には自分と異なる施設での勤務を経験してきた同期や先輩方と多く知り合うことができ、刺激になったり高め合うことにつながっていると思います。
岩倉:
一般内科的な合併症・感染症入院から、最初はまったく見通しの立たなかった難治性病態まで、症例が豊富でした。
関節エコーなどの手技は毎週のようにエコー室で複数の先生に熱心にご指導いただいていました。
現在の支柱病院での勤務でも、確かに大学での臨床経験が生きていると感じています。
一般に大学は大変というイメージが強いと思いますが、当科は土日完全当番制で自由な時間も豊富です。土地も魅力です。
週末は神戸の街や海を散歩していましたし、大学の隣が神戸市立中央図書館だったのも趣味に最適でした。
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最後に後輩へメッセージをお願いします。

 
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坂東:
内科にはどのようなイメージがありますか?J-OSLERがつらい、多忙、呼出しなど。
私も以前はそうでした。これまで救急医としても勤務していましたが、やはり患者さんと長く付き合って一緒に悩み、共感できることが内科の強みだと思っています。
今後は患者さんだけでなく、家族の葛藤や不安にも耳を傾けられるようになりたいです。
脳神経内科は脳梗塞、てんかん、認知症、筋疾患、リハビリテーションなど本当にたくさんの分野があり、そのぶん様々な働き方があります。内科全体の働き方も時代に沿って変わってきていると思いますし、今後もさらに発展していくことと思います。女性の方も理想のキャリアを模索していきましょう。
お待ちしています。
中:
専門性の高い疾患と一般的な疾患の両方をまんべんなく経験できるプログラムだと思いますので、内科を志望されている方で専門性の高い病態や最新の治療などを勉強されたい方、今後大学院に入学し研究などもやってみてもよいかなという方は是非神戸大学プログラムをご検討ください!
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津本:
内科研修においてはjoslerの規定を満たすことが重要となり、プログラムによってはある診療科の症例が集めにくい、ということも聞いたことがありますが、神戸大学病院の内科研修プログラムではまずその心配はありません。
学会発表やJMECC受講についてもしっかりサポートしていただけます。
是非、神戸大学病院内科研修プログラムを候補として検討してください。
岩倉:
膠原病が難しいと思われるのは当たり前で、リウマチの発症率ですら約1%。診たことのない病気は難しい。
裏返せば診れば学べます。共に学びましょう。良い環境ですよ。
膠原病の発症は天運に近く、故にこそ、それに耐える患者さんに学ばされることはとても多いです。
最初は不安そうだった患者さんが、各段に進歩した治療をもって結婚・妊娠しました、夢を叶えるため上京します、趣味を再開できるようになり作品を出版しました、そう外来で報告してくれると、本当に嬉しい気持ちになります。
神戸大学で研修が出来てよかった、ずっとそう思えるプログラムです。
ぜひ神戸にお越しください!!
代替文字
 
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