Division of Microbiology, Department of Genome Sciences





Message



Hak Hotta
Professor


我々の教室では、生命科学に興味を持ち、将来、研究者を目指しておられる医学部出身者のみでなく、理学、工学、薬学、歯学、農学など広く生命科学系の学部出身者の方々の参加を大歓迎いたします。現在、私達は、ウイルスという非常に将来性のある素材を研究しています。我々の挑んでいる分野は、ウイルスから学び、それらを最前線の医療に応用しようとするものです。ウイルスは自分自身では生きていけないため、必ず宿主である我々の体に助けを求めてきます。一方、我々は、免疫によりウイルスを排除しようとする傍らで、知らないうちにウイルスが生きていけるように様々な補助をしています。このように、我々とウイルスとは運命共同体であり、ウイルスの遺伝子と我々のもつ遺伝子は構造的・機能的に良く似ているものが多くあります。この双方において良く似ている遺伝子を調べれば、ウイルスにおける機能だけではなく、我々ヒトにおける様々な機能を知る事となります。これには、今までにない全く新しいもの、あるいは現在知られている機構のより進化したものも含まれているでしょう。また、ヒトにはないウイルス特有の機能の研究は、生命現象の新たな一面を解き明かすのみならず、抗ウイルス薬の開発にもつながる魅力的なものです。このような考えのもと、現在この研究室では、ウイルス学、ゲノム情報科学、分子生物学、免疫学、腫瘍学を駆使して研究を行っています。

   現在、将来を考えている若き研究者あるいは学生の方々、ウイルスは研究対象として非常に大きな魅力あるものです。上で述べたように、基礎医学、すなわち、細胞生物学、腫瘍学、免疫学等すべての生命科学領域に重要な知見を示す事が出来ます。逆に言えば、すべての分野の研究者がMedical Scienceという大きなフィールドで思う存分、自分の仕事をアピールできる非常に魅力ある分野であると言えます。さらに、医療と直結している分野でもありますので、ウイルス診断法の開発、ワクチン開発、治療薬開発等、臨床医学の進歩にも貢献することができます。

   また、この度神戸大学は、文部科学省の大学の世界展開力強化事業〜ASEAN諸国との連携・協働による次世代医学・保健学グローバルリーダーの育成に採択されました。このプロジェクトでは、大学院に在籍しながら、アセアン諸国に留学する制度があります。(詳細は、こちらをクリックしてください。)

  とにかく、ウイルスは研究のやり方により、様々な可能性があるとお分かり頂けたと思います。研究者を目指す学生さん、がんばってこられた若き(年令での規定ではありません。)研究者の方々、分野は全く問いません、このメッセージに共感し一緒にやってみようかな、と少しでも思われたなら、私のところまでメールをお送り下さい。(メールはこちらをクリックしてください。)