|
|
 |
 |
 |
| |
|
|
|
| |
神戸は明治以来進取の気性に富む国際都市です。神戸大学医学部は、明治2年、文明開化の中でいち早く開院した神戸病院を母体とし、兵庫県立神戸医科大学を経て昭和39年に国立神戸大学に移管されました。その後、平成13年からの大学院重点化に伴い、神戸大学大学院医学研究科を主体とする組織となり、我が国の医学研究、教育、診療を担っています。
大学院医学研究科には修士課程のバイオメディカルサイエンス専攻と博士課程の医科学専攻があります。バイオメディカルサイエンス専攻は医学部医学科以外の出身の方の為の、バイオサイエンス、医学、医療、製薬で活躍する人材を養成するためのコースで約50名の学生が学んでいます。医科学専攻は基礎医学系、社会医学系、臨床医学系の9講座からなり、その中に88の専門分野があり医学と医療の発展の為に約340名の医師、研究者、約340名の大学院生が研究や診療に従事しています。また、医学部には医学科と保健学科があり、それぞれ約620名と690名の学生が学んでいます。さらに、医学部附属施設として神戸大学医学部附属病院があります。附属病院では約290名の医師が初期・後期研修に励んでいます。
医学の使命は人類が快適に安心して生活できる環境実現に寄与することです。大学院大学にはその為に、新しい知識の創造・蓄積と継続的な伝達、社会への還元、それを担う人材の育成が求められます。大学院医学研究科は上記のような総合的な組織を基盤として、優れた先進的研究成果をあげること、社会のニーズに応える質の高い医療を提供すること、次代の指導的役割をはたす人間性豊かな医療人を育成すること、産学官民連携により社会に貢献することを目的としています。
この目的に向けて神戸大学は環境整備に努めてきました。最近では「統合的膜生物学の国際教育研究拠点」、「次世代シグナル伝達医学の教育研究国際拠点」という二つのプログラムがグローバルCOEに採択されました。前者は神戸大学伝統のシグナル伝達研究を基に高次膜機能の解明を研究対象として、創造性と国際活動能力を持つリサーチリーダー、若手研究者を育成するプログラムです。後者はがん、代謝疾患、感染症、神経・筋疾患を研究対象とした次世代シグナル伝達医学の国際的教育研究拠点の形成、基礎・臨床医学融合によるClinician-Scientistの育成を目標にしたプログラムです。これらの目標に向けて専門分野以外にも広い分野の知識を習得できるカリキュラムを整備しました。スタッフには全国から教育と研究に情熱を持つ優秀な方々を登用しています。
神戸大学は、その歴史の中で国内外の第一線で活躍する多くの医学研究者を輩出してきました。ラスカー賞はアメリカで最も権威のある医学分野の賞で、アメリカのノーベル生理学賞・医学賞と言われています。日本人の受賞は6名ですが、そのうち神戸大学から二人の受賞者が出ています。故西塚泰美先生はタンパク質リン酸化酵素Cキナーゼを発見され、その機能の解析を通じて細胞内情報伝達の解明に大きな貢献をされ、後に神戸大学学長に就かれました。山中伸弥先生は神戸大学を御卒業後、iPS細胞作製を確立され、現在京都大学iPS細胞研究所から再生医療や創薬開発へ向けて世界が注目する研究成果を発信されています。神戸大学にはこのようなトップランナーが生まれる素地があります。これからも全国、世界からブレイクスルーをめざす意欲ある若者を受け入れ、自由に活発に、落ち着いて研究に没頭しその能力を最大限に発揮できる環境を提供していきます。
医療の現場では、今大きな革新への胎動を感じます。分子標的薬などの新薬の登場によりガイドラインや診療形態が一変することを経験します。斬新な診断方法の開発により全く新しい病態概念、治療概念ができています。低侵襲内視鏡手術、ロボット手術は従来の外科の概念を変えようとしています。再生医療も臨床応用が開始されています。粒子線治療も機器の開発により身近な物になりそうです。予防医学は診断機器の開発とともに大きく飛躍しそうです。未来医療を立ち上げ、社会に大きく還元できる喜びと感動を皆様とともに分かち合いたちと思います。
|
 |
 |
|
 |
|
| |
|
 |
|
 |
 |
| Copyright (C) 2005 Kobe University Graduate School of Medicine / School of Medicine. All Rights Reserved. |
|
 |
 |
|