診療内容

 生命の危機に直面する疾患にかかった時、人はどのような苦痛を持つでしょうか。想像してみてください。
体の痛みやつらさ、気持ちのつらさ、生活の危機、金銭面での心配、家族の負担に対する心配、様々なことが頭に浮かぶだろうと思います。また、自分の人生が終わってしまうかもしれないという危機にあたり、人生や生き方についても様々な苦悩がわきあがることがよく見られます。

 現代医学は素晴らしい進歩を遂げ、多くの難治性疾患の治療法が開発され、平均余命は延長しております。その一方で、疾患を持って療養する患者の数は高齢化・多死社会を迎え、さらに増加しつつあり、その数は年間300万人以上であろうと推計されています。特にがん医療においては、療養生活の質を向上させることの重要性が重点的に取り組む課題として取り上げられ、早期から終末期に至るまで緩和ケアを切れ目なく提供する体制を整備することが求められています。

緩和支持治療科では、以下の5項目をモットーとして診療を行ってまいります。

  1. 外来・入院治療においてがん患者さんのもつこころとからだの苦痛をスクリーニングし、対応が必要な苦痛に早期から終末期に至るまで継続的に対処すること
  2. 腫瘍医の外来・入院診療を苦痛の緩和と治療・療養に関する決定支援(患者家族が望んだ場所で適切な療養生活をおくることができること)の両面からサポートすること
  3. がんの治療と並行して苦痛の緩和を行い、治療によって生じる苦痛にも対応すること
  4. 年齢と性別を問わずに診療を行うこと
  5. 非がん疾患の緩和ケアにも積極的に取り組むこと。

 詳細については附属病院緩和ケアチームのホームページもご参照ください。
 http://www.hosp.kobe-u.ac.jp/oncol/effort/ease/index.html

TOP