「メディカル・デバイス・プロデューサー」育成プログラムについて
「メディカル・デバイス・プロデューサー」育成プログラムは、医療機器開発の目利きとプロジェクトマネージャーの素養を持ち、臨床現場でクリエーションができる人材=メディカル・デバイス・プロデューサー(MDP)を育成することを目的に実施しており、約1年のエントリーコース(模擬実践)と2~3年のアドバンストコース(OJT: On-the-Job Training)で構成されています。
エントリーコースは、さらに前半のエントリーコースⅠ(3~4か月程度)と後半のエントリーコースⅡ(6か月程度)に分かれており、非医療機器メーカーの研究開発者や医療機器開発未経験者でも、気軽に短期間のエントリーコースⅠから受講が可能です。エントリーコースは単なる座学ではなく、ワークショップ(WS)形式のグループワークを基本としており、専門性が様々な研修生(医師、臨床工学技士、医療機器/非医療機器メーカーの企画・研究・開発・営業職等)の間でのグループワークを経験できます。エントリーコースⅠでは、ニーズ探索アプローチ手法をWSで学んだ後、ハンズオンセミナーで各種医療機器の使用法について医師とコミュニケーションをとりながら体験学習します。エントリーコースⅡは、実際の臨床現場に立入り、ニーズ探索から開発候補品創出までを模擬的に実践し、薬事模擬相談や保険適用模擬相談等も体験できるコースです。エントリーコースを修了すると、アドバンストコースに進む資格が得られます。本番の医療機器開発を兼ねたOJTであるアドバンストコースでは、研修生がリーダーとして、“日本型エコシステム”に必要な多様性のあるチーミングを意識しながら、初期開発段階であるニーズ探索、コンセプト創造から試作品創出までの初期開発を推進します。
第6期「メディカル・デバイス・プロデューサー」
育成プログラム・エントリーコースⅠ
本プログラムの募集を締め切りました。
お申込みいただきありがとうございました。
「メディカル・デバイス・プロデューサー」育成プログラムエントリーコースは、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)次世代医療機器連携拠点整備等事業において、神戸大学医学部附属病院が、将来的に臨床現場で医療関係者(医師、コメディカルスタッフ、研究開発支援スタッフ)と緊密に連携して医療機器を共創できる人材の育成を目指すものです。エントリーコース受講者が、その後のアドバンストコース(On-the-Job Training)にて臨床現場での医療機器開発の実践経験を積むことで、「メディカル・デバイス・プロデューサー(プロダクトマネジャーとプロジェクトマネジャーを兼ねた役割)」になることを目標としています。
2022年10月開講予定のエントリーコースⅡの募集は2022年8~9月頃を予定していますが、受講にはコースⅠの修了等が条件となります。
コース概要
| コースⅠ | コースⅡ(参考) |
1.募集期間 | 2022年3月30日(水)〜5月9日(月) 但し、上記の期間に定員になった場合は、その時点で締め切らせていただきます。 | 2022年8〜9月頃を予定 |
2.実施期間 | 2022年5月19日(木)~12月27日(火) (講義:7/22まで、レポート提出期限:8/31、その後は質疑応答期間) | 2022年10月~2023年6月を予定 |
3.募集人数 | 15名程度 参加者は、メンバー構成のバランス等を考慮の上、決定いたします。 | 4〜8名(1機関2名まで) 応募者多数の場合は調整 |
4.参加費 | 45,000円(税別) お申込み確定後、所定の振込依頼書をお送りいたします。 | 150,000円(税別) |
5.内容・ 回数(時間) ・開催方法 |
ニーズ探索アプローチ手法をワークショップ形式で学びます。またハンズオンセミナーでは、各種医療機器の使用法の体験学習をします。
1.オリエンテーション
2.ニーズ探索アプローチWS
1)デザイン思考
2)行動観察の基礎
3)ニーズ探索
4)ソリューションデザイン
5)ラピッドプロトタイピング
6)提供価値
(1回×3時間程度)
7)チームビルディング
(1回×3時間程度)
3.ハンズオンセミナー
(1回×8時間程度)
4.レポート提出(A4 1枚程度)提出
※スケジュールの詳細・開催場所はこちらからご確認ください。
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臨床現場ニーズ探索から開発候補品創出までを模擬的に実践します。医療従事者から得られたニーズを精査し、提供価値を分析したうえで、解決策のアイディア/コンセプトを創造し、必要に応じて開発候補品の模型作成(プロトタイピング)を実践します。また、臨床現場見学やPMDA・厚生労働省が対応する開発候補品の薬事模擬相談や保険適用模擬相談も実施します。
- ○座学(ワークショップ・セミナー)
(1回2〜3時間程度×10回程度)
- ○臨床現場見学
(期間中の平日1〜2日程度)
- ○グループ単位に医療器械開発プロジェクト演習
(担当医師・チューターとの面談含む)
※内容の詳細は、決定次第、本HPでお知らせいたします。
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6.実施方法 |
原則、対面により実施。
感染拡大の防止に細心の注意を払い実施します。ご参加にあたっては、検温、手指消毒、マスクの着用などの感染防止策へのご理解とご協力をお願いいたします。
※COVID-19の感染状況により、WSはオンライン開催に、ラピッドプロトタイピング・ハンズオンセミナーは延期となる可能性があります。 |
未定 |
7.対象者 |
以下の条件をすべて満たす方を対象とします。
(1)医療機器開発企業もしくはこれから医療機器産業に参入しようとする企業の方、若しくはアカデミアなどで医療機器の開発に興味がある方
(医療機器には介護機器や周辺機器なども含めます)
(2)研修参加にあたり、所属組織の管理職以上の許可を得られる方
(3)原則、全ての学習項目を履修可能な方(但し、個々の能力に応じて、一部免除できる場合があります。)
※参加者の背景が必ずしも理系である必要はありません。経験よりも自主性及びやる気を重んじます。)
参考:コースⅡの対象者
以下の条件をすべて満たす方を対象とします。
(a)コースⅠ修了者、もしくは、同等の知識・経験を有する者であること。
(b)コースⅠの対象者条件(上記(1)~(3))をすべて満たしていること。
(c)現場立入ルールおよび知財ルール(大学帰属)をご理解いただけること。 |
8.申込方法 | お申し込みは終了いたしました。 |