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外来一覧
| 耳外来 | ABR・難聴外来 | めまい外来 | 顔面神経外来 | |||||||
| 鼻外来 | 喉頭外来 | 腫瘍外来 | 甲状腺・唾液腺外来 |
耳外来

真珠腫性中耳炎の鼓膜所見
慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎などの中耳疾患を中心とした良性の耳疾患を対象としています。年間約60例の耳科手術を行っており、短期入院の手術として慢性中耳炎や伝音難聴に対する鼓室形成術なども積極的に取り入れています。真珠腫性中耳炎に対しては進行例でも術後に外耳道の生理的な形態が得られて、創部の治癒が早くかつ再発を少なくする目的で軟素材による外耳道再建型鼓室形成術を多く行っています。病変が深部に進展した難治症例などではナビゲーションシステムを使用した安全確実な手術を心がけています。
ABR・難聴外来
小児の難聴を中心に診察をしています。小児では大人と同様の聴力検査を行うことは難しいことが多く、睡眠下で脳波を使った聴力検査(聴性脳幹反応: ABR)や遊技を使った聴力検査などを組み合わせて、きこえの状態を評価しています。
補聴器、人工内耳が必要な場合には神戸市立総合療育センターや兵庫県立こども病院などと連携し、療育を行っています。
めまい外来

耳疾患、脳疾患、全身疾患などがめまいの原因になります。その中で当科ではメニエール病、良性発作性頭位めまい症などのめまいを起こす耳疾患を中心に診断と治療を行っています。その中でも良性発作性頭位めまい症に対し、早期にめまいを治癒させる目的で、外来と自宅で行う理学療法を積極的に行い成果を上げています。
顔面神経外来
顔面神経麻痺は、脳梗塞などが原因で起こる中枢性麻痺と、それ以外の原因で起こる末梢性麻痺とに分けられ、当科では主に末梢性麻痺を扱っております。末梢性麻痺で最も多いのが、単純ヘルペスウイルスが原因と言われている特発性麻痺(ベル麻痺)で、続いて多いのは帯状疱疹ウイルスが原因のハント症候群で、両者で大半を占めます。その他、稀ではありますが、中耳炎や脳神経腫瘍、耳下腺腫瘍、外傷などが原因で起こることもありますので、治療とともに原因の精査が重要です。顔面神経麻痺の治療は、ステロイドホルモンと抗ウイルス薬による治療が原則ですが、原因によっては手術をお勧めする場合もあります。発症から時間がたって麻痺やひきつれなどの後遺症が残ってしまった場合には、当院形成外科で外科的治療も行なっています。
鼻外来

慢性副鼻腔炎の内視鏡手術
慢性副鼻腔炎(ちくのう)やアレルギー性鼻炎、嗅覚障害など、鼻と副鼻腔に関連した炎症疾患と良性腫瘍を中心に診療を行っています。「鼻がつまる」「匂いがわからない」などお困りの症状を詳しくお伺いし、必要な検査を実施して病状の評価を正確に行い、治療方針をご提案させていただきます。治療方針の決定には、治療の目的や期待される効果、合併症などを十分にご理解いただいて行なうように努めています。
手術では、ナビゲーションシステムを用いた内視鏡手術を中心として、できるだけ安全かつ侵襲の少ない方法での治療を心掛けています。術後は、ご紹介元の先生と協力して、責任をもって経過観察を行っていく方針としています。
喉頭外来

ノドの良性疾患のうち、主に声に関わるものを対象にしています。声が悪くなる原因としては、1. 声帯にできものが出来る(声帯ポリープ、結節など)、2. 声帯の動きが悪くなる(声帯麻痺など)、3. 声帯の物性が変わる(過緊張性発声、声帯萎縮など)が挙げられます。実際の診察では、まず、お声を聴いて、その声を様々な機械を使って評価します。次にファイバースコープ内視鏡を使って実際の声帯を観察し、声帯の振動状況を精査する検査を行います。ある程度の治療の方向性は1回目の診察時に決定します。手術をお勧めすることもあれば、薬で様子をみることも、発声練習(音声訓練)を行うこともあります。声を使う状況や頻度により個々に目標が異なるため、患者さんと相談しながら治療を進めていきます。
腫瘍外来
頭頸部癌の症例は伝統的に多く、毎年200例前後の患者様を御紹介いただいています。頭頸部領域は呼吸、会話、食事、容姿など、ヒトが人らしく生きていくために最も大切な機能を担っているため、悪性腫瘍の治療において、Quality of Lifeの維持と治療成績の向上を両立することは大変難しい命題です。神戸大学では、毎週、放射線科・腫瘍内科・消化器内科・歯科口腔外科・言語聴覚士・薬剤師と合同カンファレンスを開いて、患者様お一人お一人に最も適した治療を受けていただくよう検討しています。
抗がん剤や放射線治療、顕微鏡・内視鏡を用いた手術などを駆使して、できるだけ臓器温存を心掛け、止むを得ず拡大手術が必要な場合には、形成外科・消化器外科・脳神経外科など外科系関連各科の協力により根治切除と機能再建を施行し、術後は言語聴覚士・看護師によりリハビリテーションを積極的に行なって、根治と機能の両立を目指しています。詳しくは診療内容のページをご覧ください。
| 下咽頭癌手術不能症例 | ||
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| 治療前 | 放射線化学療法施行後 | |
甲状腺・唾液腺外来
2002年9月に唾液腺・甲状腺外来を開設し、耳下腺、顎下腺などの唾液腺(唾液を産生、分泌)と甲状腺(甲状腺ホルモンを産生)および副甲状腺(血液中のカルシウムを調節するホルモンを産生)に発生する腫瘍性病変を主な対象として、系統的な術前診断、手術後の定期的な経過観察を行っています。
当外来の新規患者数は年間約150人で、手術件数は年間約70件(唾液腺腫瘍40件、甲状腺腫瘍20件、その他10件)です。中でも唾液腺腫瘍に関しては全国的にも有数の手術件数を誇っています。
多彩な病理組織を示す唾液腺腫瘍を穿刺吸引細胞診、超音波検査を中心とした検査により、精度の高い診断を行い、手術を中心とした質の高い治療を提供できるように努めています。たとえば、耳下腺癌で顔面神経を犠牲(顔面が動かなくなる)にせざるを得ない場合や甲状腺癌で反回神経の切除(声がかれる)を余儀なくされる場合には積極的な再建手術を行い、術後機能障害の軽減をめざしています。
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| 耳下腺腫瘍の臨床像 (左: 外観、右: MRI検査) | ||





