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ウイルス性下痢症グループ

ノロウイルス感染症はヒト集団中に存在する5%程度の不顕性感染者が感染流行のきっかけを作るとされています。不顕性感染者の腸内で増殖したノロウイルスが、ヒトからヒト、汚染水からヒト、魚貝類からヒトと感染伝播しますが、現代社会では交通機関の発達によるヒトの移動がウイルスを運び、毎年、全世界で大規模な流行を引き起こします。しかし、近隣国であるインドネシアには有効な疫学情報がほとんどありません。我が国のノロウイルス流行株予測をする上で、年余にわたる流行動向を把握することが極めて重要です。
 
ロタウイルス感染症は小児に重症の下痢症を引き起こしますが、ロタウイルス感染症による死者は世界で年間50-60万人と言われています。現行のロタウイルスワクチン(単価ロタリックス、五価ロタテック)は欧米、日本、オーストラリアでは重症化阻止率90%以上と非常に高いワクチン効果を示していますが、ロタウイルスワクチンの有効率は国により著しく異なり、流行株も異なる傾向があると報告されています。我が国のロタウイルス感染症制御において、近隣アジア諸国の流行状況の把握が重要ですが、インドネシアにおけるロタウイルスの疫学情報は十分解析されていません。ロタウイルスでよく観察されるゲノムリアソートメントによるワクチン無効株は我が国にとり脅威であり、近隣諸国から我が国に侵入するのを阻止するためには監視体制の構築が必要です。
ウイルス性下痢症グループでは、インドネシアの共同研究者と協力して、インドネシアにおけるノロウイルス、ロタウイルス感染症の蔓延状況を調査し、分子疫学解析を行い、ノロウイルスの流行株予測法の構築やロタウイルスのワクチン無効株の監視体制の構築を目指しています。
 
 
 
 
神戸大学研究者
アイルランガ大学熱帯病研究所研究者
ストモ病院小児科
勝二 郁夫(ウイルス性下痢症代表者) Soetjipto教授 Subijanto Marto Sudarmo 教授
内海 孝子(インドネシア常駐研究者) Maria Inge Lusida教授(カウンターパート)
Deng Lin Juniastuti
陳 明 Rury Mega Wahyuni
  Zayyin Diana
国立感染症研究所研究者
片山 和彦
                               
                               
アイルランガ大学熱帯病研究所 理化学研究所 新興・再興感染症研究ネットワーク推進センター
                               
の中の
  新興・再興感染症国際共同研究拠点 神戸大学 大学院医学研究科・医学部 インドネシア - アイルランガ大学熱帯病研究所    
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