Youdiil Ophinni君は、2011年にインドネシア大学医学部を卒業し(M.D.)、2018年10月に神戸大学より博士号(Ph.D)を取得しました。

亀岡正典教授、小瀧将裕助教の指導でHIV-1感染を抑制するゲノム編集システムの開発に成功し、Scientific Reports誌に掲載され、国内外メディア（朝日新聞、読売新聞、NHK、GEN (Genetic Engineering & Biotechnology News)など）に広く報道され、HIV研究に大きなインパクトを与えました。

今回、「CRISPR/Cas9および人工多能性幹(iPS)細胞を用いたHIV-1耐性T細胞の作製」で金原一郎記念医学医療振興財団第33回留学生受け入れ助成金（http://www.kanehara-zaidan.or.jp/about.html）を獲得いたしました。 (1)効率的な抗HIV CRISPR/Cas9遺伝子編集システムの設計と開発、(2) iPS細胞への遺伝子導入、(3) iPS細胞のHIV-1耐性T細胞への分化及び臨床株を用いた評価までを行う予定でいます（下図）。

Youdiil Ophinni君はポスドク研究員として医学研究科病理病態学分野（林祥剛教授）に在籍しています。