文部科学大臣感謝状伝達式ならびに神戸大学医学部解剖体慰霊祭を執り行いました。

11月6日(水)13時30分より神戸大学医学部会館シスメックスホールにおいて、令和元年度神戸大学医学部解剖体慰霊祭を厳かに執り行いました。

ご遺族、来賓、教職員・学生等300名近くの参列の下、開式の辞に始まり、平成30年8月1日から令和元年7月31日までに解剖させて頂いた物故者1,800位(系統解剖50位、病理解剖52位、法医・監察解剖1,698位)に対して黙祷をささげました。

続いて、藤澤 正人医学部長から、医学の教育・研究のために御体を捧げてくださった方の尊い御意志は医学の進歩に寄与し、社会に貢献するところが多大なるものがあり、感謝にたえない旨の挨拶があり、引き続いて、学生代表佐伯 祐哉さん(神戸大学医学部医学科2回生)から挨拶の後、参列者全員が献花し、故人のご冥福をお祈りいたしました。

最後に神経分化・再生分野 榎本 秀樹 教授が解剖に対して深くご理解くださいましたご遺族と、解剖に関わる業務の円滑な遂行に協力いただいた関係者各位に対し感謝の言葉と、医学にたずさわる者一同は、誠心誠意、研鑽努力を重ねることを誓う言葉を述べました。

なお、神戸大学医学部創設以来の御霊は総計60,104位となりました。

また、解剖体慰霊祭に先立ち、12時30分より神緑会館多目的ホールにおいて、のじぎく会員ご参列のもと、系統解剖学実習のために自らの御体を医学部に献体された故人を顕彰して、藤澤 正人医学部長が文部科学大臣感謝状を17名(欠席6名)のご遺族に伝達し、感謝の言葉も述べました。

 

文部科学大臣の感謝状を伝達する藤澤医学部長
挨拶する藤澤医学部長
参列者による献花
閉式の辞を述べられる榎本教授