
グローバルCOE研究員であるDeng Lin(ケ琳)博士研究員(微生物学)が、2011年10月20日〜21日に福岡で開催された第15回日本肝臓学会大会において、社団法人日本肝臓学会第10回MSD
Awardを受賞しました。今年6月の第47回日本肝臓学会総会優秀演題賞受賞に続く栄誉です。
Deng Lin研究員はC型肝炎ウイルス(HCV)の病原性発現機構の研究を行っており、HCVによる糖新生亢進の分子機序に関する新知見を見出しました。HCV感染は酸化ストレスの誘導を介してJNKを活性化し、糖新生制御に重要な転写因子FoxO1のリン酸化を抑制することによってその転写活性を亢進させ、糖新生律速酵素遺伝子群の転写を促進して、肝細胞のグルコース産生を亢進させることを明らかにしました。また、このFoxO1機能の脱制御(強制持続的活性化)には、通常の糖新生制御経路であるインスリンレセプター−PI3キナーゼ−Akt/PKBシグナル経路以外の未同定のFoxO1リン酸化・脱リン酸化機序が重要な役割を果たしていること、及びこのHCV感染による糖新生亢進は主にウイルス非構造タンパク質
NS5Aによって担われていることも明らかにしました。
|
|

Deng Lin(ケ琳)博士研究員

受賞式 |