神戸大学 医学研究科・医学部
楠キャンパス紹介
大学院医学研究科
バイオメディカルサイエンス専攻
医学部
国際交流
入学案内
お知らせ・募集
  公開講座
  オープンキャンパス
  教員公募・採用情報
附属施設・関連組織
学内情報
TOP
  TOPお知らせ・募集
お知らせ
  神経内科の戸田教授、佐竹研究員らは弧発性パーキンソン病関連遺伝子を4種発見しました。
    パーキンソン病は黒質のドパミン神経細胞の変性脱落を伴う中枢神経系の代表的な神経難病で,その有病率はわが国では人口10万人あたり100〜150人、65歳以上の1-2%と推定されてます(難病情報センター参照)。パーキンソン病にはメンデル遺伝形式にしたがい兄弟や親子間などに発症する家族性パーキンソン病と,他の家族にとは無関係に発症する孤発性パーキンソン病に大別されますが,家族性パーキンソン病は,単一遺伝子異常で,その原因としてαシヌクレイン遺伝子の変異(論文を見る)やパーキン遺伝子の変異(論文を見る)であることがすでに突き止められています。しかし,パーキンソン病の95%を占める弧発性パーキンソン病の原因は不明で,その原因解明が急がれています。孤発性パーキンソン病は単一遺伝子異常ではなく,発症に関する複数の危険因子があると推測されていました。今まで確実なものは、αシヌクレイン、ゴーシェ病遺伝子(両方とも戸田グループが関与)だけとされています。   戸田教授
戸田 達史教授
    今回、今まで最大規模の約2000人の患者DNA、約18000人の対照DNA、55万種類の一塩基多型SNPをもちいた全ゲノムの関連解析にて、PARK16, BST1 というパーキンソン病の従来からの研究史からは想像できない全く新規の遺伝子と、また常染色体性優性遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子であるαシヌクレイン、LRRK2が、弧発性パーキンソン病のリスク遺伝子であることを発見しました。以上の結果は、新規の原因遺伝子が新たなパーキンソン病の病態メカニズムの解明につながる一方、まれな常染色体性優性遺伝性の原因遺伝子が典型的なパーキンソン病の発症にも関与していることを示唆しています。

   この研究の成果は、ネーチャー・ジェネティクス12月号(Satake et al., Nature Genet 41:1303-1307, 2009)に発表されました(論文を見る)。なお本論文の 意義について掲載誌のNews & Views欄に紹介記事が掲載されています(Shulman and De Jager,ibid,41, 1261-1262, 2009)(紹介記事を見る)。また、この成果発表は2009年11月16日に、朝のNHKニュース・日本経済新聞・毎日新聞(毎日jpを見る)・産経新聞・東京新聞・神戸新聞、11月23日読売新聞 、11月24日に朝日新聞などで報道されました。

【戸田教授コメント】
「本研究の成果はこれらの変異がパーキンソン病の重要な遺伝的危険因子であることを確立するとともに、原因不明の神経難病であるパーキンソン病の発症メカニズム解明の大きな一歩となり、新たな視点からの治療薬の開発の進展に期待が高まります。」

 
PageTop  
 
アクセスマップ  お問い合わせ  
Copyright (C) 2005 Kobe University Graduate School of Medicine / School of Medicine. All Rights Reserved.