神戸大学 神戸大学大学院医学研究科 糖尿病・代謝・内分泌学分野
臨床研修について

臨床研修と専門医制度

初期研修医の先生へ

卒後の新臨床研修制度が始まり、進路について悩んでいる方も多いと思います。モラトリアム期間が伸びた分だけ悩みも深いかもしれません。
内科医になりたいけれど、卒後三年目あるいはそれ以降の進路について悩んでおられる先生にとって少しでも参考になればと思い本文を書きます。
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卒後研修について

専門医そして学位取得を目指す場合には卒後3年から5年目に大学院に入学あるいは医員として帰局し、さらに大学で研修します。大学院生として、あるいは医員として、大学病院での臨床に触れながら、研究生活を送ってもいいですし、一旦臨床を離れて基礎研究に没頭するのもよいと思います。研究者として大学病院で研究活動を行うことは、単に学位を取得するためだけでなく、より完成された臨床医になるためにも不可欠なステップです。
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日本糖尿病学会専門医・内分泌代謝専門医を取得するために

日本糖尿病学会専門医・内分泌代謝専門医を取得するために

ここでは後期研修を行う際に専門医を取得するためにどのように皆さんをお手伝いできるかをお知らせしたいと思います。重要なことは遅くとも後期研修開始時に内科学会に入会し、まず卒後3年目以降できるだけはやく認定内科医を取得しておくことです。内分泌学会、糖尿病学会にもできれば後期研修開始時入会しておくのが望ましいと思われます。私たちの科では内分泌学会、糖尿病学会いずれの認定教育施設にもなっていますので、2つの専門医取得のための研修を同時に進めることができます。またいずれも専門領域における症例を広く受け持つ必要がありますが、特に内分泌代謝科専門医のために必要な症例をすべて経験するのは市中の一般病院では困難な場合が多いので、卒後3―7年目あたりでの当内分泌代謝内科における研修をお勧めします。またその研修期間中に専門医取得のために必要な学会、論文発表ができるように指導いたします。研修では内分泌代謝科指導医、日本糖尿病学会指導医による丁寧な指導のもと病棟での研修に加えて、平行して大学院に入学し学位取得もめざすことが可能です。そして専門医、学位取得後はそれぞれの希望に応じて専門領域を生かした病院を御紹介させて頂く、あるいは研究に興味を持っておられる場合には海外留学、国内留学をあっせんさせて頂くこともできます。一般病院に勤務するあるいは開業する場合でも内分泌代謝科専門医、日本糖尿病学会専門医を取得しておけば、対象となる患者様の数は膨大です。資格としては非常に価値が高いと思います。まず認定内科医そして内分泌代謝科専門医、日本糖尿病学会専門医を取得したい先生はお気軽に御相談下さい。

専門医取得のメリット

専門医取得および維持にはかなりの時間とコストがかかります。果たしてその価値があるのかどうか疑問に思われる方がいても不思議ではありません。専門医取得については結論から申し上げますと、少なくとも自分の専門分野については取った方がよいと思います。内科医をめざしている先生はまず認定医を取られると思いますが、御存知のとおり認定医は標榜できません。しかし各専門医については標榜することができます。つまり将来的に開業する場合でも専門医を取っておけば、標榜することが可能なのです。昨今の医療情勢は非常に厳しいものがあり患者様が医者を選ぶ時代です。また患者様の立場で考えると自分の病気については専門家に診てもらいたいと考えるのは自然なことです。皆さんの家族が病気になったときはどうしますか?やはりその病気の専門家に診てもらいたいと思うでしょう。その状況は勤務医でも同様です。また雇う病院の立場からすると同じ条件なら、専門医の資格を持った医師を採用するのは自然なことです。将来的に保険点数に専門医としてのドクターフィーが加味されるかどうかは今のところなんとも言えません(そうあるべきだと思いますが)が、例えば専門医の人数などの要件に応じて病院に対してインセンティブがつけられる可能性はあります。そしてこの専門医重視の傾向は次第に顕著になってくるのではないかと思います。またこの厳しい情勢の中で、内科専門医をはじめ各専門医の取得は次第に条件が厳しくなってきています。最近まで学会にさえ入っていれば比較的楽にとれていた専門医が今では厳しい試験で落ちる人もたくさん出ている状況です。内科専門医の資格も現在の移行措置が終了すると、専門医受験のための症例は認定医取得以降になりますので、取得はかなり大変です。そう言う意味では受験資格のある人は早めにとっておくほうがよいかもしれません。

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