教授あいさつ

小川渉教授

糖尿病・内分泌内科学部門
教授
 小川 渉

神戸大学糖尿病・内分泌内科は2007年4月、内科学講座の再編に伴い、糖尿病内科と内分泌内科が発展的に融合し、新たに発足した内科です。

糖尿病内科は、旧第2内科の流れを汲み、第2内科の初代竹田正次教授より、辻昇三教授、馬場茂明教授、春日雅人教授へと受継がれ、発展してきました。また、内分泌内科は、旧第3内科の流れを汲み、初代井村裕夫教授に始まり、藤田拓男教授、千原和夫教授によって主宰され、業績を積み重ねてきました。両内科ともに、わが国を代表する糖尿病学、内分泌学の診療、研究、教育の拠点として発展を続け、優れた業績を残すとともに、多くの優れた人材を育んできました。

このような日本を代表する糖尿病内科と内分泌内科が、2007年4月に春日雅人教授の基で融合し、糖尿病・内分泌内科が発足しました。2008年4月からは2代目の教授として清野進教授が着任され、2014年5月より糖尿病・内分泌内科第3代教授として私、小川渉が担当することになりました。

神戸大学糖尿病・内分泌内科は、旧第2内科、旧第3内科の伝統を受け継ぎ、関連病院や関連診療科との密接な連携のもと、内科医としての幅広い診療能力を基礎に持ち、その上で高度で専門的な診療を行える医師を育ててきました。また、糖尿病についても内分泌疾患についても、大学病院ならではの先進的な医療を追及・実践するとともに、地域のニーズに合致した、幅広く良質な医療の提供にも力を注いできました。加えて、研究については、世界を視野に入れた活発な研究活動を展開し、数多くの革新的な研究成果を残してきました。

今後も当科は、このような伝統にのっとり、幅広い人材育成、良質な診療の提供、優れた研究成果の発信に力を注いでいきます。

神戸大学糖尿病・内分泌内科は、幅広い臨床能力を持つ内科医、高度な知識・技量を持つ専門医、世界トップレベルの研究者など、様々なキャリアパスを心に抱く若い医師の未来を積極的にサポートします。多くの若い皆さんが私たちの仲間になって頂き、皆さんとともに神戸大学糖尿病・内分泌内科がますます発展してゆくことを心から望んでいます。