神戸大学医学部附属病院 肝胆膵外科

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肝癌に対する神戸戦略

肝細胞癌では右図に示しますように腫瘍進行度と肝機能の二つの座標軸による治療法の選択が重要です。右図、左側上段の肝機能が良好で比較的腫瘍進行度の低い患者様では肝切除や、ラジオ波凝固療法など有効な治療法の選択が可能ですが、右側下段のような肝臓全体に腫瘍が広がった多発進行例や高度肝機能障害例では有効な治療法が確立されていませんでした。

神戸大学では肝細胞癌治療において、経皮的肝灌流と生体肝移植の2つの先進医療と既存の治療法を病態に応じて組み合わせることにより肝細胞癌に対する神戸戦略を策定しました。

この神戸戦略により肝細胞癌治療において他に類例をみない広い選択肢が確保され、また患者様ひとりひとりの病態に応じた最善の治療選択が可能になりました。

肝癌に対する世界最強最新の先端戦略
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2006年からは粒子線治療を肝癌治療に積極的に導入し、外科治療と組み合わせるなどの工夫によって肝癌の根治治療域がさらに拡大しました。すなわちこれまでの肝切除、経皮的肝灌流、肝移植の3つの柱に4本目の柱が加わったことになります。その結果、進行肝癌において画期的な治療成績をあげており、他施設では絶望視されるような難治性肝細胞癌でも2年を超えて、さらなる長期生存が望めるようになっています。

図2に当科の初回肝切除例の成績を示していますが、各ステージとも全国平均を上回っています。Stage III, IVAには他施設では根治切除ができないため切除の対象とならないような進行癌に対して、肝切除と経皮的肝灌流を組み合わせた2段階治療(経皮的肝灌流化学療法の項をご参照ください)を行った患者様が多く含まれています。それにもかかわらず全国平均を上回る成績が得られていることは、神戸戦略の優れた総合力を示していると言えます。

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