臨床研究について

「完全胸腔鏡下における予防的気管支断端被覆症例の検討」の研究について 

はじめに
神戸大学医学部附属病院呼吸器外科では、現在、入院患者さんのうち手術中に気管支断端被覆を行う患者さんを対象に 研究を実施しております。内容については下記のとおりとなっております。
尚、この研究についてご質問等ございましたら、最後に記載しております[問い合わせ窓口]までご連絡ください。
研究概要および利用目的
神戸大学外科学講座呼吸器外科学分野では胸腔鏡下肺切除術後の気管支断端被覆を行った患者様について背景や合併症等を解析し胸腔鏡下での気管支断端被覆の有用性の研究を行っています。当施設で2007年から2016年に胸腔鏡下での気管支断端被覆が行われた患者様を対象とし、その有用性を把握し手術適応因子を探索することを目的としています。また、副次的に治療方法および患者背景(被覆臓器、併存症、既往歴)と予後について得られた情報を解析し、同手法の適応について検討を行います。
研究期間
この研究は、神戸大学大学院医学研究科長承認2007年1月1日から2016年4月31日まで行いました。
取り扱うデータ
・患者背景:性別、年齢、身長、体重、使用した薬剤、使用した食品、
・血液検査の結果:
栄養状態の指標となるもの(アルブミン、プレアルブミン)
電解質(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム)
腎機能の指標となるもの(eGFR、尿素窒素、クレアチニン)
個人情報保護の方法
個人情報、検査結果などの記録、保管は第三者が直接患者さんを識別できないよう登録時に定めた登録番号を用いて行います。また得られた記録は、インターネットに接続していない外部記憶装置に記録し、神戸大学大学院医学研究科外科学研究室の鍵のかかる保管庫に保管します。
研究へのデータ提供による利益・不利益
利益・・・・本研究にデータをご提供いただいた患者さん個人には特に利益と考えられるようなことはございませんが、本研究結果が、今後の栄養管理対策の向上に有用となる可能性があります。
不利益・・・カルテからのデータ収集のみであるため、特にありません。
研究終了後のデータの取り扱いについて 
研究終了後には、データは、患者さん個人を特定できない状態にして廃棄します。
今回の研究に使われるデータが医学の発展に伴って、他の病気の診断や治療に新たな重要な情報をもたらす可能性があります。このため、データ等を研究終了後も保存させていただき、新たな研究等に使用させていただきたいと思っています。その場合にも、上記のように全ての患者さんの情報を匿名化してデータを扱い、データが使い切られるまで厳重に保管いたします。(保存期間は最長で 年間です。)ただし、本研究終了後にデータを廃棄することを望まれていらっしゃる場合には、下記 [問い合わせ窓口]までご連絡ください。この場合には、個人を特定できない状態で速やかに廃棄させていただきます。
なお、保存させていただいたデータを用いて新たな研究を実施する際には、その研究について、医学倫理委員会で再度、審査を受けることとなっております。
研究成果の公表について
研究成果が学術目的のために論文や学会で公表されることがありますが、その場合も、患者さんの個人情報の秘密は厳重に守られますので、第三者に患者さんの個人情報が明らかになることはありません。
研究へのデータ使用の取り止めについて
いつでも可能です。取りやめを希望されたからといって、何ら不利益を受けることはありませんので、データを本研究に用いられたくない場合には、下記[問い合わせ窓口]までご連絡ください。取り止めの希望を受けた場合、それ以降、患者さんのデータを本研究に用いることはありません。しかしながら、同意を取り消した時、すでに研究成果が論文などで公表されていた場合のように、結果を廃棄できない場合もあります。
問い合わせ窓口

この研究についてのご質問だけでなく、ご自身の データが本研究に用いられているかどうかをお知りになりたい場合や、ご自身の データの使用を望まれない場合など、この研究プロジェクトに関することは、どうぞ下記の窓口までお問い合わせ下さい。


神戸大学 外科学講座 呼吸器外科学分野 助教 清水 奈保子
連絡先:078-382-5750


*本研究に関する情報は神戸大学医学部附属病院のホームページにも概要を掲示しております。(以下にアクセスしてください。)
URL:http://www.hosp.kobe-u.ac.jp/index.html

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