平成22年度 秋の研究進捗報告会


 平成22年9月28日(火)に平成22年度シグナル伝達医学GCOE秋の研究進捗報告会が開催されました。今回は本GCOEの若手研究員の数名を中心にコーディネーターの吉田先生のアドバイスをうけて、本会の企画・運営を担当させていただきました。発表時間の関係上、今回はRA、ポスドク研究員、トラックB研究員の半分の方に口演発表をお願いし、ポスドク研究員、トラックB研究員の今回発表のない方には座長をお願いしました。発表は全部英語発表で、座長や質疑応答も原則英語の形で進めていただきました。その後、学内の最近すばらしい業績をあげられた2名の若手の先生(分子細胞生物学の下野先生と神経内科・分子脳科学の佐竹先生)にそれぞれ「Micro-RNA Regulation of Cancer Stem Cells」,「Genome-wide association study identifies common variants at four loci as genetic risk factors for Parkinson's disease. 」という題で30分ずつ講演を頂きました。講演も質疑応答を含めて英語で活発におこなわれ、研究員の方の刺激になったことと思います。最後に懇親会と併行してトラックB研究員,ポスドク研究員、RAによるポスター発表と討論をお願いしました。
 進捗報告会は予定通り順調に進行でき、質疑応答も最初は日本語になってしまうのではないかと思われましたが、発表者もできるだけ英語で答えようとする意欲がみられ、ほとんどの進行は英語のみでおこなわれました。またポスター発表でもそれぞれのポスターで活発な討論や意見交換がおこなわれており、報告会として有意義な成果はあげられたものと思います。
 運営委員も異なる講座のメンバーから構成されており、準備時間が直前の短い時間に集中したこともあって、時間的に直接集まる時間をとるのは困難でしたが、メールを最大限に活用して、抄録作成等なんとか会に間に合わせることができました。
 運営委員にとっても、今回の運営に参加することで研究会の企画、運営に関する有益な経験ができ、いいTrainingのチャンスであったと感じています。
 本会に参加していただいた方々には、今回、報告会のアナウンスが遅くなってしまったのにも関わらず、素晴らしいご講演や、発表、座長をしていただき、感謝を申し上げます。
                              運営委員
                              梶、周、三村、小畑

神経内科・分子脳科学 佐竹先生

分子細胞生物学 下野先生
ポスター発表会での討論の様子