質量分析総合センターでは、性能の異なる3種類の質量分析システムを設置し、様々な基礎医学的・臨床医学的の解析に対応しております。

今回、学内の利用希望者を対象とした講習会を開催致しました。
「質量分析によってどのようなことができるのかを知りたい」など、質量分析ビギナーの研究者の方から、既に数多くの経験を積まれているベテラン研究者の方まで、当センターのスタッフがご相談に応じました。

説明会の前に、質量分析総合センターの見学会を行いました。




説明会では、センター研究員の篠原正和先生に、「.医学・生物学研究における質量分析計の役割」という題で、質量分析計の歴史、測定機器、また、実際の応用などについての概説がなされました。



次に、センター研究員の波多野直哉先生から、「.タンパク質同定と受託解析の流れ」という題で、実際にどのように蛋白同定を行っているのか、その手順や、受託解析の流れを説明いただきました。



最後に、消化器内科学特命助教の西海信先生に、「.メタボロミクス研究の背景と実際」という題で、最近発表された成果をご講演いただきました。




基礎医学、臨床医学分野からの多数の参加をいただき、盛会に終わりました。

神戸大学大学院医学研究科質量分析総合センター
質量分析計講習会
平成22年12月16日(木)15:00-16:30
会場:第2講堂(医学研究科研究棟B 2F)
科学技術振興調整費生命医学イノベーション創出リーダー養成プログラム
シグナル伝達医学GCOEプログラム、膜生物学GCOEプログラム