対象者

近畿圏その他でがん診療に携わっている医師

修業年限(期間)

1年

養成すべき人材像

固形がんおよび造血器腫瘍に対し臓器横断的に標準的ながん薬物療法や、腫瘍の遺伝子異常や臨床薬理学的知見に基づいた治療の個別化、遺伝性腫瘍の診療に対応でき、施設全体のがん薬物療法推進と安全管理にコーディネーターとして主導的役割を果たせる人材を養成する。

修了要件・履修方法

  • 日本臨床腫瘍学会・日本血液学会のオンデマンドセミナーを活用した講義(20時間)
  • 診断・治療の実践的症例検討(症例検討4時間)
  • 腫瘍学Ⅰ基盤講義(医療現場・学際領域)(2単位)
  • 腫瘍学Ⅱ横断講義(予防・研究開発)(2単位)
  • 実習 160時間(希望者のみ)

履修科目等

【専門科目】24単位

○日本臨床腫瘍学会・日本血液学会のオンデマンドセミナーを活用した講義(20時間)

○診断・治療の実践的症例検討(症例検討4時間)

腫瘍学Ⅰ基盤講義(医療現場・学際領域)

腫瘍学Ⅱ横断講義(予防・研究開発)

○実習 160時間(希望者のみ)

教育内容の特色等(新規性・独創性等)

通常の博士課程、修士課程とは別に近畿圏等でがん診療に携わっている医師を対象に、がん診療およびゲノムに基づく個別化医療に必要な臨床腫瘍学・血液内科学の体系的な教育の機会を提供し、最新の知識と技能の地域への均てん化とレベルアップをめざす。日本臨床腫瘍学会および日本血液学会が提供するWebベースの教育セミナー等を利用し、単に聴講するのではなく専門医を中心として講師陣の独自の解説・講義により理解を深める。現実の医療では、重複癌、合併症、既往・治療歴などにより教科書的知識だけでは対応できない症例も多い。重複例や臓器障害例など実際の患者を用いて症例検討を行い、実践的応用力を養成する。希望者には博士課程と同じ共通特論を履修させ、大学病院あるいは連携病院においてがん薬物療法の実習を4週間実施する。修了者には、がん専門医師研修(インテンシブ)コース修了証を授与する。

指導体制

  • 各固形がんおよび造血器腫瘍の専門医がそろっており、オンデマンドセミナーの補足説明、詳細な解説が可能である。
  • 臨床実習では、多職種連携の現場を体験しチームの一員として活動させる。

教育プログラム・コース修了者のキャリアパス構想

兵庫県を中心に各地域におけるがん薬物療法およびその個別化の普及・均てん化、質の向上が期待される。

受入開始時期

令和5年6月

受入目標人数

R5年度 R6年度 R7年度 R8年度 R9年度 R10年度
2 3 3 3 3 3 17

資料・提出書類ダウンロード

インテンシブコース生 感染症予防のための受験前ワクチン接種について

神戸大学医学部附属病院では、医療職員だけでなく、全ての学生やトレーニング受講者に対しても病院での実習や受講前に4種の伝播性ウイルス感染症での2回の要望摂取をしておくことを強く勧告しています。
詳細は、下記書類をご覧下さい。

インテンシブコース生
ワクチン接種等について(PDF 384KB)
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