市民公開講座 H23.11.27(日)13:00~@医学部会館3階 シスメックスホール

平成231127日(日)午後1時から、神戸大学医学部会館「シスメックスホール」にて、農林水産省委託プロジェクト「農林水産物・食品の機能性等を解析・評価するための基盤技術の開発」の採択を受け、神戸大学が中心となって行っている 「メタボローム解析による機能性食物繊維の作用機序解明とその臨床応用に向けた食品開発」の研究内容について、上記公開講座を開催致しました。(来場者:139名)
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武田廣神戸大学理事(左下)の挨拶で開会し、農林水産省 農林水産技術会議事務局 吉岡賢治研究調整官(右下)から来賓挨拶がありました。
 

第一部では、神戸大学大学院農学研究科 金沢和樹教授(左下)が登壇し、「海藻とキノコの食物繊維の機能性」と題して、昆布やワカメ、キノコに含まれている食物繊維が、ヒトの体内でどのように働くのか紹介しました。
 

続いて独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 山本(前田)万里上席研究員(左下)は、研究の中で得られた茶の機能性について説明し、生活の中で有効活用するには、どのようにしたらよいか講演しました。
 

第二部は「食の安全」をテーマとし、大阪大学大学院工学研究科 馬場健史准教授(右上)が、残留農薬検査の現状を明らかにし、研究開発中である最先端の検査システムを紹介しました。
 続いて東京大学大学院農学生命科学研究科附属食の安全研究センター 関崎勉教授(左下)は「動物由来病原体と食の安全」について講演しました。病原体に対し、実際のニュースや家庭での対策を例示しながら、食の安全について消費者に警鐘を鳴らしました。

 

「病気の予防」をテーマとする第三部では神戸大学大学院医学研究科 吉田優准教授(右上)が、代謝物の網羅的解析法(メタボロミクス)をもちいた新しい病気の診断法について講演しました。医農工など異なる分野の研究者と連携し、一滴の血液から得られる情報をプロファイリングする、医療の最先端を紹介しました。

続いて社団法人生命科学振興会 渡邊昌理事長(日本綜合医学会 会長)(左下)は、「統合医療に役立つ機能性食品と薬膳」について講演しました。栄養学から、東洋思想にみられる食養・食療の説明まで及び、西洋医学と東洋医学の統合による、統合医療の必要性を説明しました。さらに「食による健康長寿で日本を救おう」という、医農連携プロジェクトに対する今後の期待を市民の皆さんに伝えました。

 
そして根木昭神戸大学大学院医学研究科長(右上)による閉会の挨拶をもって、3時間15分に及ぶ公開講座を盛会のうちに終了しました。