人材募集

救急医を目指す君へ

初期研修を終え、勤務先を考えている研修医のみなさまへ

 適切な診断と治療を迅速に行える救命救急医が社会から必要とされている現在、全国的に救命救急センター数は増加し、またその規模も拡大しています。 救急初期研修を終えて、「興味が沸いてきたので、より深く救急医療を勉強したい」と考えている研修医のみなさま。また、十分な救急研修が受けられずに「一度は本場の救急医療を経験したい」と考えている研修医のみなさま。「百聞は一見にしかず」です。
 まずは見学に来てください。夏休みや冬休みなどを利用して見学される方も増えています。遠慮なくお気軽に下記までご連絡ください。研修医はもちろん、医学生や他科・他施設よりの転科・転向を考えている医師も幅広く受け入れています。

 外科や内科に比べると、救命救急医学の歴史は浅く、まだまだ発展途上の学問です。しかしながら近年の医療技術の革命的な進歩により、救命救急医学自体も大きく変貌を遂げています。とても手の施しようのなかった疾患・病態が治療でき、緊急手術適応であった患者さんがより安全で侵襲の少ない検査や治療法で救命可能となりました。
 こういった変革・発展は今後もまだまだ続くものと考えられ、このような分野・学問の発展の一端を担うことができるのはわれわれの大きな喜びのひとつであるといえます。興味のある方はいつでもご連絡ください。

キャリアパス

【神大救急 研修の7つの特徴】

神大救急 研修の7つの特徴
  • (1)

    無理のない勤務体制

    ムリとムダのない原則週40時間を指向した勤務でメリハリをつけたERワークを実現。
    (2)

    救急科専門医取得

    豊富な症例数で、ERやICUに必須な基本手技の機会も多く、救急科専門医の取得が可能です。
    (3)

    学位取得・研究支援

    神戸大学医学部医学研究科に入学し、研究活動を行うことで医学博士の取得が可能です。研究分野は、主に敗血症や外傷、侵襲時における栄養・老化など多岐に渡ります。研究経験豊富な上級医の指導のもと、様々な臨床研究を展開し、学会発表や論文執筆も積極的に行っています。
    (4)

    サブスペシャルティの習得

    消化器外科・麻酔科・画像診断科(IVR)に短期出向研修することで、ERやICUに必須な基本手技をさらに深めるのみならず、各診療科の基本手技の習得を目指します。また救急専門医取得後は、希望があれば各種専門医を取得できるように調整します。
  • (5)

    関連施設との共同研修

    関連施設との共同研修により、ドクター・ヘリでの現場出動や重症救急事例への初期対応・ICU管理が取得できます。
    (6)

    女性医師活動支援

    女性医師の結婚・子育てをサポートするためワークライクバランスに重視した勤務システム。若手女性医師が安心して仕事できる環境を整備。
    (7)

    海外留学支援

    国際経験豊かな救急医を育成するため、海外留学を積極的に支援しています。また国際学会での発表も支援しています。
    海外留学支援

【神大救急 救急医育成プログラム】

神大救急 救急医育成プログラム
  • すべての医局員に
    専門医・学位・海外留学のチャンスを

    当医局では、入局3年後に救急科専門医を取得された後のキャリア形成にも重点をおいております。希望があれば外傷外科医として外科修練を、またプライマリ・ケア医として総合内科研修などを提供できます。また医学博士(学位)取得をめざして、大学院に進学することも可能です。その後は希望があれば海外留学も可能です。医局として、すべての入局者に学位・専門医・海外留学を10年以内に提供するシステムを構築中です。
  • 救急医学からの
    サブスペシャルティの構築

    救急医学を土台に、外科や内科などの他科での研修を行い、各人それぞれのサブスペシャルティを構築することにも力を入れております。また救急医学の中でも集中治療医学(ICU)やプレホスピタルケア・基礎および臨床研究も非常に重要です。救急医学から様々な分野の知識や技術を習得できるように、各人にあった研修プログラムを提供していきたいと思います。
救急医学からのサブスペシャルティの構築

医局説明会

第3回 神戸救急・集中治療セミナー&説明会の御案内

日時:2021年8月21日 土曜日 14:00~
方法:Zoom 開催
対象:初期研修医、後期研修医、医学生、すでに専門医として活躍されている医師、大学院に行きたい、研究してみたいという先生、興味のある先生ならどなたでもOK!

内容
1) はじめに
神戸大救命救急センターについて(小谷教授)
まずは小谷教授が神戸大救命救急センター及び後期研修医大学院プログラムの説明をして下さいます。

2) 医学生・研修医のためのワンポイントレッスン:
頭部外傷診療のピットフォール ~CT所見を中心に~(兼田圭介先生)
兼田先生が、今までの経験をもとに頭部外傷診療のピットフォールについてレクチャーをしてくれます。医学生・研修医には必見のレクチャーです。CT所見を中心にお話してくれます。見逃しちゃいけないCT所見御存知ですか?

3) 特別講演:
気道管理スキルアップ塾~ERで気道危機から患者を守る~(大野雄康先生)
気道管理のエキスパートである大野先生が特別講演をして下さいます。大野先生は気道管理に関して多くの論文を出版されており、DAM (Difficult Airway Management)のプロフェッショナルとして気道管理の教育でも有名な先生です。気道管理についてスキルアップして、気道緊急の危機からみなさんの患者さんを守りましょう!

4) 後期研修医&スタッフ座談会 
「ワークライフバランス ー魅力的な救急研修とはー」 
(庄司先生、松野先生、兼田先生、宮崎先生、中西先生)
大学病院での後期研修ってありなの?給料はあるの?ぶっちゃけトークをしましょう!

参加して頂ける方は医局秘書まで御連絡下さい。kobeqq@med.kobe-u.ac.jp
後日zoom addressをお送りします。


ちなみに神戸大学災害・救急医学分野の研修はこんな感じです。

<スタッフ>
現在救命救急センターには、16名のスタッフが在籍しています。救急科専門医が8名在籍しており、うち2名は救急指導医です。さらに外科専門医、麻酔科専門医、循環器内科専門医、神経内科専門医、整形外科専門医などが在籍しており、各専門の先生がセンターに揃っていて、なんでも相談しやすい環境です。さらに、専攻医プログラムで連携・関連病院になっている県内外の公的基幹病院にも多くのスタッフを派遣しています。

〈取得可能な資格〉
救急指導医、救急科専門医、集中治療専門医などが取得可能です。
とくに当施設は昨年救急科指導医指定施設として認定されました。これから指導医を目指す救急専門医の先生方も広く募集しています。

<QOL>
神戸市にはハーバーランド、異人館、南京町(中華街)、三宮センター街など魅力的な場所所が多数あります。神戸大学災害・救急医学分野では神戸を満喫するのに十分すぎる収入や時間があります(十分すぎるので詳細はセミナーで)。外勤の回数も必要に応じて調整可能です。勤務は交代制ですので日勤は17時頃、当直明けは9時半頃に帰ることができます。当直は月4~5回です。オシャレな神戸の街を満喫するには十分な条件です。

<臨床>
主に神戸市内の2次、3次救急を担っております。年間救急搬送件数は約3000件ですが、入院率が9割で、非常に緊急度の高い重症患者が数多く搬送されます。症例は内因性疾患から外傷、救急特殊疾患などバラエティに富み、豊富な症例を学ぶことができます。また他の診療科との連携も良好で、診療科と協力して全ての救急疾患に対応しております。
さらに当救命救急センターでは、プレホスピタルから集中治療まで幅広く学ぶことができます。兵庫県防災ヘリも共同運航で週2回神戸大学が担当しており、ドクターカーも準備中です。専攻医の方も関連施設にてドクターヘリ・ドクターカー診療を学ぶこともできます。
また救急専用のICUも運営しており、初療から集中治療までシームレスに学ぶことができます。集中治療では栄養・リハビリなど集中治療後症候群を防ぐために質の高い管理を提供しております。DMATなどの災害医療にも力を入れており、専攻医の方にも積極的に参加してもらっています。また大学のみでなく兵庫県内の関連病院との連携も良好です。専攻医プログラムには兵庫県内の基幹病院での研修が可能です。また外勤先として、神戸市内外の救急センターでの研修が可能で、多種多様な症例を数多く研修できます。

<教育>
初期研修医・専攻医教育に力を入れています。若手・中堅の先生も多く在籍しており、ちょっとした困ったことでも相談しやすい環境です。毎日のカンファレンスはもちろんのこと、カンファレンス前に毎日10分間モーニングレクチャーを行っており、臨床に役立つ知識を日々学ぶことができます。現在は対面とWebのハイブリッドカンファレンスシステムを行っており、どこからでもアクセス可能です。また学会発表の指導や救急手技実習などのオフザジョブトレーニングも適宜行っています。

<研究>
「研究といえば、神戸大学救急」。臨床研究から基礎研究を幅広く行っている、国内の救急医学講座で最もアクティビティーが高い教室の1つです。主には敗血症、熱傷、栄養、集中治療後症候群予防にむけた基礎・臨床研究に力をいれております。基礎研究としてはマウス敗血症モデル、集中治療後症候群モデル、熱傷モデルなどを用いて、重症病態後の脳機能障害・筋萎縮・身体機能障害のメカニズム解明とそれに基づいた新たな治療法の探索に努めております。その他にも大規模臨床データを用いたデータ解析や臨床でのリハビリ・栄養に関する研究なども行っており、多くの学会賞(アワード)を受賞しています。ます。現在大学院生も4人在籍しており(うち1名は早期卒業決定!)、臨床を行いながら好きなテーマで学位取得も可能です。研究環境は整っており、週1回のラボカンファとメンタリングがあり、何でも相談できます。救急に興味のある人には非常に魅力的な環境だと思います。
また医学統計セミナーも毎週月曜日オンラインで行っています。セミナーでは、統計ソフト(EZR)を用いた実際の統計デモンストレーションもあり、これから臨床研究をやってみたい方の研究支援体制も整っています。

<留学>
海外への研究留学も可能です。海外研究留学経験者がたくさんおり、世界各地の研究室に留学しております。留学に関しても積極的に支援しております。


神戸大学は全国各地から専攻医が集まり、出身地も関係なく楽しく学べます。
神戸大学災害・救急医学分野でお待ちしております。
見学や勤務のご相談は医局秘書まで御連絡下さい。kobeqq@med.kobe-u.ac.jp

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