ポリシー等

理念

神戸大学大学院医学研究科は、人間性豊かで高い倫理観ならびに探求心と創造性を有する科学者としての視点を持つ医師/医学研究者を育成するために国際的に卓越した教育を提供することを基本理念としている。
この教育理念に基づき次のような教育目的を達成する。

教育目的

  • 豊かな人間性、高い倫理観ならびに高度な専門知識・技能を身につけた医師/医学研究者の育成
  • 旺盛なる探求心と創造性を有する科学者としての視点を持った医師/医学研究者の育成
  • 国際的に活躍できる優れた医師/医学研究者の育成
  • この理念および目的の達成、またさらなる医学研究科・医学科の飛躍のため平成13年度より本学科の大学院講座化(部局化)が施行され、医学科と大学院を通しての一貫した研究教育指導体制の確立を目指している。

アドミッション・ポリシー

医科学専攻は,国際的医療産業都市を志向する神戸に立地する大学院博士課程として,生命科学と医学の国際的・先端的な研究・教育の拠点となる事を目指している。そのために意欲と協調性を有する次のような学生を求めている。

医学研究科博士課程の求める学生像

  • 生命科学・医学研究者として国際的に活躍したい学生
    〔求める要素:主体性・協働性,関心・意欲〕
  • 高度な専門知識と技能を持った臨床医を目指す学生
    〔求める要素:知識・技能,関心・意欲〕
  • バイオ・医学・医療等の関連産業において活躍したい学生
    〔求める要素:知識・技能,関心・意欲〕
  • 先端的な生命科学・医学的知識及び技術を学びたい学生
    〔求める要素:知識・技能,思考力・判断力・表現力,関心・意欲〕
  • 企業・病院・公的機関等に在籍しながら研究を行い,博士号取得を目指す学生
    〔求める要素:知識・技能,関心・意欲〕

入学者選抜の基本方針

以上のような学生を選抜するために,医学研究科博士課程のディプロマ・ポリシー及びカリキュラム・ポリシーを踏まえ,以下の選抜において様々な要素を測る。
一般入試、社会人入試、外国人特別入試では,「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・協働性」「関心・意欲」を測る。

ディプロマ・ポリシー

神戸大学大学院医学研究科は、神戸大学のディプロマ・ポリシーに定める能力に加え、人間性豊かで高い倫理観並びに探求心と創造性を有する科学者としての視点を持ち、国際的に活躍できる優れた医師・医学研究者を育成することを目的としている。
この目的を達成するため、以下に示した方針に従い学位を授与する。

本専攻に所定の期間在学し、修了に必要な単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び最終試験に合格する。
修了までに、本専攻学生が課程を通じて達成を目指す学習目標は次のとおりとする。

  • 医師・医学研究者として高度な専門知識・技術を身につける。
  • 旺盛なる探求心と創造性を有する科学者としての視点を持って新しい課題に取り組むことができる。
  • 豊かな教養と高い倫理観を身につけ、知性、理性及び感性が調和した医師・医学研究者として行動できる。
  • 多様な価値観を尊重し、異文化への理解と優れたコミュニケーション能力を兼ね備えた医師・医学研究者として国際的に活躍できる。

カリキュラム・ポリシー

医学研究科では、本研究科の「教育目標」及び「学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)」に基づき,以下のとおり体系的なカリキュラムを編成する。
本専攻では、それぞれの研究分野に精通した専門家であると同時に医科学全体にわたって広くかつ深く理解することのできる優秀な指導的立場の人材を育成することを目指して、博士課程を一専攻(医科学専攻)で構成している。

  1. 「人間性」を身につけることができるよう「共通基礎科目」を開設する。
  2. 「創造性」を身につけることができるよう「医学研究先端講義」、「大学院特別講義」を開設する。
  3. 「専門性」を身につけることができるよう、以下の科目を開設する。
    • 医師・医学研究者としての高度な専門知識・技術を身に付けることができるよう必要と認める科目を開設する。
    • 旺盛なる探求心と創造性を有する科学者としての視点を持って新しい課題に取り組むことができる能力を身につけることができるよう「専門科目」を開設し、博士論文に係る研究指導を行う。
    • 豊かな教養と高い倫理観を身につけ、知性、理性及び感性が調和した医師・医学研究者として行動できる能力を身につけることができるよう必要と認める科目を開設する。
  4. 「国際性」を身につけることができるよう以下の科目を開設する。
    • 多様な価値観を尊重し、異文化への理解と優れたコミュニケーション能力を兼ね備えた医師・医学研究者として国際的に活躍できる能力を身につけることができるよう必要と認める科目を開設する。

これらの能力を養うため、共通科目において医学研究の基礎知識や実験手技を習得し、加えて専門家による医学研究の最先端の知見を学ぶ。また専門科目において履修プログラム毎の科目を履修することにより、自己の研究領域の専門知識や研究、或いは高度な診療手技等が修得できる体系的な教育課程を編成している。学位論文は、これらの知識や技能を活用し、必要な研究指導を受けて作成する。
なお、学習の成果の評価は、次の方法で行う。

  • 講義科目については,筆記試験,レポート,参加度等により,学修目標に即して多元的,包括的な方法で到達度を判定する。
  • 特別研究・演習・実習については,筆記試験,レポート,参加度,発表内容等により,学修目標に即して多元的,包括的な方法で到達度を判定する。