入院・手術について
入院診療について
当科は兵庫県における皮膚疾患治療の基幹病院として精力的に診療・研究・教育に取り組んでいます。また当院はがん診療連携拠点病院に指定されており、多くの皮膚悪性腫瘍の患者さまの治療にあたっております。
また重症薬疹を含む皮膚アレルギー疾患、膠原病、自己免疫性水疱症、広範囲熱傷など全身管理を必要とする症例を中心に幅広く受け入れております。皮膚科は特に院内・院外の他部門との連携が重要であり、関連病院、院内他科、院内専門チームと密に連携をとりつつ、患者さまにベストの医療を提供できるよう努めています。
定床は23床(6階北病棟、重症患者はICU)ですが、満床であることが多く即日入院できないことも多いですが、御了承ください。
現在、新型コロナウイルス感染の拡大による影響により、入院の制限を行っております。可能な限りの対応を行っておりますが、入院の時期についてはご要望にお応えできない場合もございます。ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
2014年入院実績
疾患名 | 実数(延べ) |
---|---|
悪性黒色腫 | 30(58) |
有棘細胞癌・附属器癌 | 17(24) |
基底細胞癌 | 30(36) |
乳房外ページェット癌 | 9(16) |
ボーエン病・日光角化症 | 12(12) |
血管肉腫 | 4(9) |
悪性リンパ腫 | 4(5) |
その他悪性腫瘍 | 8(9) |
レックリングハウゼン病 | 3(3) |
血管腫 | 6(6) |
皮膚良性腫瘍 | 39(39) |
重症薬疹(DIHS、TEN、SjS、AGEP) | 7(8) |
薬疹 | 7(7) |
中毒疹・多形紅斑 | 5(5) |
アナフィラキシー(FDEIA、アスピリン蕁麻疹含む) | 26(26) |
アトピー性皮膚炎 | 9(11) |
湿疹・痒疹・紅皮症 | 8(8) |
蕁麻疹・日光蕁麻疹・コリン性蕁麻疹 | 8(8) |
乾癬性疾患 | 22(29) |
尋常性白班・白皮症 | 4(5) |
後天性乏汗症・無汗症 | 7(9) |
円形脱毛症 | 3(4) |
好中球性皮膚症 | 2(2) |
膠原病 | 4(4) |
血管炎 | 5(6) |
尋常性天疱瘡 | 4(12) |
落葉状天疱瘡 | 4(15) |
水疱性類天疱瘡 | 12(14) |
重症感染症(壊死性筋膜炎・ガス壊疽) | 5(5) |
蜂窩織炎・膿瘍 | 17(18) |
慢性膿皮症 | 6(7) |
帯状疱疹 | 8(8) |
虚血肢・糖尿病性壊疽 | 6(7) |
皮膚潰瘍 | 8(8) |
熱傷 | 1(1) |
色素性乾皮症・光線過敏症 | 8(8) |
腋窩多汗症 | 3(3) |
その他疾患 | 16(20) |
合計 | 383(485) |
当科で行っている手術について
皮膚手術は目に見える部位であり確実に腫瘍を取りきるのみならず、整容的にも機能的にも良好な再建を行うよう心がけています。全身麻酔下でのレーザー手術、日帰り手術も積極的に取り組んでいます。手術日は水曜日および金曜日午後となっており腫瘍・手術外来を金曜日午後に行っております。
2014年手術実績
術名 | 件数 |
---|---|
皮膚悪性腫瘍切除術 | 98 |
皮膚皮下腫瘍切除術 | 179 |
皮弁形成術 | 26 |
遊離植皮術 | 36 |
デブリードマン | 34 |
リンパ節摘出術(内センチネルリンパ節生検) | 29(13) |
リンパ節郭清術 | 4 |
四肢・指・足趾切断・断端形成術 | 14 |
血管腫切除術 | 9 |
瘢痕形成術 | 2 |
皮膚切開術 | 66 |
陥入爪手術(簡単) | 31 |
その他 | 32 |
合計 | 560 |
当科の外来診療数
2014年外来診療数
初診 | 1231人 |
再診 | 実数4110人(延べ21730人) |