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診療のご案内

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診療について

色素性乾皮症の診断

臨床症状と光線照射テストの結果、色素性乾皮症の疑いが強ければ皮膚を採取させていただき、樹立した皮膚培養細胞を用いて患者様の細胞がどの程度紫外線に対して感受性が高いかをいくつかの方法で調べたり、病気の原因となる遺伝子検索を行い診断いたします。詳細は担当医にお尋ねください。なお本疾患は厚生労働省難治性疾患克服研究事業の対象疾患であり難病情報センターのホームページに概説されております。

尋常性乾癬・関節症性乾癬・乾癬性紅皮症・膿疱性乾癬に対する抗TNF-α療法

近年、乾癬の病態の研究がすすみ、炎症性サイトカインであるTNF-αが病態形成に重要な役割を果していることが判ってきました。TNF-αの抗体を作成してその作用を抑制する治療方法が開発されています。既に慢性関節リウマチでは数年前より保険適応となり、有効な治療薬として効果が認められています。上記の乾癬群に対しても、2010年に保険適応が追加承認され、既に同薬による治療が開始されています。

2週間ごとに皮下注射するタイプのお薬と約8週間ごとに点滴注射するタイプの薬があります。初回のみ、1泊2日の入院が必要ですが、2回目以降は外来での治療が可能となります。保険診療ですが、1回にかかる費用は保険の種類や使用薬により約1万5千円より約8万円程度と差があります。高額療養費制度による自己負担還付などもあります。詳細については受診時にご相談ください。

悪性黒色腫のセンチネルリンパ節の同定と転移の検索

悪性黒色腫はリンパ節転移が生じやすい疾患です。センチネルリンパ節(SLN)とはがんのもとあった部位からリンパ管に入った腫瘍細胞が最初に到達するリンパ節で、そこに腫瘍がなければ所属するリンパ節群に転移していない可能性が高いと考えられています。

当科では悪性黒色腫の患者様に対しガンマプローブを使用したRI法、パテントブルー・ICG併用の色素法を行いSLNを同定・摘出しています。病理検査でSLNへの転移の有無を確認し、正しい病期とその後の治療方針を決定しております。以前は先進医療で行っておりましたが平成22年4月より保険診療で行えるようになりました。
詳細は担当医にお尋ねください。

表皮内癌に対する光線力学的療法(PDT)

正常な細胞よりがん細胞に集まり光線を照射すると活性化する薬剤を表皮内癌の部位に外用し、光線を照射してがん細胞を死滅させる療法です。光線力学的療法は正常な組織にほとんど損傷を与えません。当院では主に顔面の広範囲に生じた日光角化症の患者様を対象としております。尚、本治療は2泊3日入院での自費診療(10万円程度)となります。詳細は担当医にお尋ね下さい。

 

食物アレルギーにおけるアレルゲンの原因検索

食物アレルギーは、食物を摂取した時に免疫機序(アレルギー)を介して多くは食物を摂取直後から2時間程度でみられる即時型反応を示します。アレルギー症状で最も多いのが皮膚症状(じんましん、痒い、皮膚が赤くなる、顔が腫れるなど)です。呼吸器症状、粘膜症状、消化器症状などの症状も同時または別々に出現します。重症では血圧が下がって意識がなくなる、ぐったりなるアナフィラキシーショックを呈することもあります。

また、食物アレルギーの一つに食物依存性運動誘発性アナフィラキシーという、小麦や甲殻類(エビ,カニなど)などの食物摂取後の運動負荷によりアナフィラキシーを発症する病態があります。これらの食物アレルギーを引き起こす原因食物を皮膚テスト・誘発テストなどの方法を用いて検索・診断することによって、アレルギーの再発の予防につながると考えています。また必要に応じて、アナフィラキシーの補助治療を目的としたアドレナリン自己注射薬の指導・処方も行っています。詳細は担当医にお尋ねください。

難治性蕁麻疹の原因検索と減感作療法

蕁麻疹はかゆみと伴い患者様のQOLを害し、重症時にはアナフィラキシーなどの生命の危険を伴う疾患です。蕁麻疹には原因がはっきりするものと原因のはっきりしないものがあります。まずは問診をとり、患者様から十分に情報を得ることから診療は始まります。原因の検索には皮膚テスト、血液検査などが有用ですが、最終診断には誘発テストが必要です。当科では誘発テストを行ない、原因の検索を積極的に行なっております。

また、原因が明らかとなった場合には治療のために減感作療法を積極的に行なって患者様のニーズにお応えしております。最近では発汗で悪化するコリン性蕁麻疹や日光で悪化する日光蕁麻疹などで減感作療法を行い良好な結果を得ております。症状が強い場合には入院管理下での検査、治療が必要となりますので詳細は担当医にお尋ねください。

重症虚血肢による難治性皮膚潰瘍に対する治療

重症虚血肢による難治性皮膚潰瘍に対して、救肢・ADLの維持を目指すためには速やかな血行再建のみならず、全身の管理・創傷のケア・潰瘍の治療・感染のコントロール・再発予防などの治療が必要です。重症下肢虚血が疑われる場合、まず血流評価を行い、血行再建の適応の有無を判断します。血行再建の可能な症例には経皮経管的血管形成術(PTA)・薬物療法などを行いながら、できる限りの救肢を目指し治療を行っています。詳細は担当医にお尋ねください。

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