
AGA治療 〈男性型脱毛症/女性男性型脱毛症〉
AGA(男性型脱毛症)は、男性では思春期以降に発症し症状が進行します。現在では原因解明が進み治療出来る可能性が高くなってきました。
AGAの原因のひとつは、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)が脱毛部に対し高濃度に分泌されることによって起こるといわれています。
DHTは、前頭部や後頭部の毛髪に関して成長期を短縮させる働きがあります。成長期が短くなった毛髪は長く太く成長することができず毛髪は細く産毛の様になり、結果的に生えなくなってしまいます。AGAの治療はこのヘアサイクルを正常化させる治療です。
また、AGAは男性だけの症状ではありません。女性でも同様の症状がある事が知られています。これは
『女性男性型脱毛症』と言われています。女性の場合、症状は30歳代から出現する事が多く、頭部全体にび漫性に見られる事が特徴です。
男女いずれの場合も、症状が進行した状態が長期間続くと回復する事が困難になる場合がありますので、早めに治療を開始することが大切です。
1.AGAチェック
男性ホルモンを細胞内に取り込むアンドロゲン受容体の数には個人差があり、受容体の数が多い人程AGAになりやすいということがわかっています。そのため、AGAが将来的に進行するかどうかはアンドロゲン受容体遺伝子を検査する事である程度予測する事ができます。
・「AGAチェック」は、毛髪を数本採取するだけでAGAになりうる遺伝子要素ついて調べることができます。
・AGAは男女共に持つ遺伝子要素ですので、男性はもちろんのこと、女性の検査も可能です。
・一生に一回受ければ十分です。
2.外用治療
当科のAGAに対する外用治療は、毛髪と頭皮の両方を治療するという考え方に基づいています。
まず、毛髪に対してはミノキシジルを用います。ミノキシジルには血流を改善する効果と、休止期毛髪を成長期に誘導する作用があり毛髪を生えやすくする効果がFDA(米国食品医薬品局)に認められています。
当科では毛髪の状態に合わせてミノキシジルの濃度を適切に調節して治療を行います。
また、頭皮環境の悪化は抜け毛の原因となるばかりか治療効果阻害する要因となりますので、紫外線や乾燥、皮脂等の酸化ストレスに曝されている頭皮をケアする為に、ビタミンC誘導体・フラーレン・桑白エキス等を配合した独自のミノキシジル外用薬を用いて治療を行っています。
3.内服薬
内服薬にはフィナステリドを用います。フィナステリドはAGAと治療薬としてFDA(米国食品医薬品局)に認められ手いる薬剤です。フィナステリドは細胞内のDHTを減少させ、ヘアサイクルを正常化する作用があります。
ただし、前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSAの値を半減させますので泌尿器科を受診する場合にはフィナステリドを服用している事を医師にお伝え下さい。
・毛髪の終始期は数ヶ月あり、成長期であっても一ヶ月で伸びる量は1cm程度です。治療の効果を判断するためには最低三ヶ月、通常は半年以上治療を継続していただく必要があります。
4.自毛植毛
自毛植毛とは、ご自身の毛髪を気になる部分に移植する手術方法です。通常、AGAでは後頭部の毛髪は薄くなる事はありません。その後頭部の毛根を痛めないように採取し移植することで自然な生え際や頭頂部の増毛を実現します。毛髪の最小単位である毛包単位の株分け植毛(FUT)を行う事によって、自然な仕上がりとなります。
・植毛した毛髪の定着率は95%と言われており、定着後は自分の毛髪として自然に伸びてくることが最も大きなメリットです。
ただし自毛を活用するため、採取量には限界があります。脱毛が進行する可能性も考慮して計画的に治療を行う必要があります。
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<お願い>
※当科では、男性型脱毛症及び女性男性型脱毛症の治療のみを行っております。診療の上で円形脱毛症等、他の脱毛症と診断された場合には皮膚科の受診をお勧めさせて頂くことがございますのでご了承願います。