
顔・首の若返り手術
1.フェイスリフト
引き上げる部位によりいくつかのリフトに分かれます。いくつかのリフトを組み合わせることも可能です。他に上まぶたや下まぶたのリフトを追加することもできます。
耳の前を切開し、皮膚のみでなく皮下の筋膜(SMAS、スマス)を引っ張り上げるため、顔面の下1/3のタルミに対して有効な方法です。耳の前(縁)を切りますが、特殊な切開縫合を行うことにより、多くの場合時間が経つにつれて目立たなくなります。
<SMAS法の例>
いろいろなSMAS法があります。
1)Lateral Smasectomy
SMASの外側部分(頬部〜耳の下付近)を細長く切除を行い縫合し締めます。米国のBaker先生が開発した方法ですが、低侵襲で高い効果が持続することが最近証明され、採用する医師が世界的に増えています。
2)MACS LIFT
ベルギーの医師グループが開発したMACS LIFT はSMASを横や斜めにではなく上方向に強力に引っ張り上げる方法です。現在急速に世界中に広まりつつあります。日本では、3年前に当院が初めて導入し、学会報告を行いました。
中顔面のたるみ(眼の下・外側、ほうれい線)に対しては、ミッドフェイスリフトが有効です。オーストラリアのMendelson 先生が提唱する様に、皮下の靱帯を処理してリフトを行うことで、効果的で長持ちのするリフトアップが可能です。切開は髪の毛の中や下まぶたの縁ですので目立ちません。
皮膚のみではなく頚部の皮下の筋肉を処理し引っぱりあげることにより、効果的なリフトが可能です。二重あごに対しては脂肪吸引を追加することでシャープなネックラインを創ります。
ひたいのシワを伸ばします。
1)内視鏡下リフト
髪の毛の中の1−2cmの小さな皮膚切開から内視鏡を入れて皮膚と前頭筋を引っ張り上げ、さらに眉を下げる筋肉群の処理を行うことで、ひたいのシワを伸ばします。傷は髪の毛の中に隠れますので目立ちません。
2)皮膚切除法
皮膚のタルミの多い場合は、髪の毛の生え際を切開し、皮膚切除を行います。特殊な切開・縫合により生え際の傷あとから毛が生えてきますので、傷あとが目立ちにくくなります。
3)眉毛固定術
眉毛を前頭筋または前額の骨膜に固定することで、眉毛が垂れ下がるのを防ぎます。
目尻・こめかみ・ひたいの外側部分のタルミを引き上げます。眉毛の外側を引き上げることも可能で、高い若返り効果を得ることができます。傷は髪の毛の中に隠れますので目立ちません。
<フェイスリフトの特徴>
最近脂肪注入の効果が注目されています。脂肪注入はヒアルロン酸やコラーゲン等の吸収性のフィラーと同様にいろいろな部位に用いることができ、半永久的な効果が期待できるとても便利な方法です。
<利点>
<欠点>
<主な適応場所>
(1)顔面の若返り
脂肪注入は、顔面のシワ・タルミを目立たなくする効果があります。
(2)その他の部位の増大
(3)ボディライン改良
ヒップアップや豊胸など、最近応用範囲が広がっています。
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