バイオメディカルサイエンス専攻(修士課程)は、博士(後期)課程への進学を前提として、バイオサイエンス、医学・医療、製薬などに関係する教育・研究機関や企業で国際的に活躍する人材を養成するのが目的です。私たちの教室でも、本専攻の理念に基づいた教育・研究を行っています。例えば、私たちの教室は神経内科学教室との基礎-臨床一体型の研究室ですので、専門医や臨床医との共同研究や共同セミナーを定期的におこなっており、そうした研究・教育活動を通じて、医療や社会が求める人材育成に力をいれています。また、希望があれば、遺伝医学セミナーなど専門的な教育の場に参加することも可能です。
研究室では、最先端の技術を用い、国際競争力のある研究を行っていますので、学生のみなさんには積極的な姿勢はもちろんのこと、基礎知識の習得や科学論文の読解に関して自発的な努力も必要でしょう。博士課程への進学、就職、いずれの進路も選べますが、いずれも、実験のみならずセミナーなどを含めた相当の勉強量が必要とされますので、向学心があり努力を惜しまない姿勢が求められます。
研究室では、教室の研究プロジェクトに携わりつつ、修士論文や博士論文につながる研究を行います。また、論文講読と研究進捗報告を隔週で、神経内科学教室との合同ミーティングは毎週行っています。直接指導する教官とのディスカッションはほぼ日常的に行っています。修士課程の間でも、一流科学誌に掲載されるような研究成果をだすことは十分に可能です。
進学をご検討の方は、毎年5月中旬に入学説明会と同日開催される研究室訪問にお越しください。
今年度は学生募集を見送ります
「最新情報」 (入試説明会詳細は、教務学生係まで 078-382-5193)
「平成30年度BMS専攻入学説明会」今年度は学生募集を見送ります
本学では、将来の日本の医学を支える一流の医学研究者を育てることを、教育研究機関としての大学の一つの責務と考えています。研究者の養成に関しては、本学部は全国に先駆けて「基礎配属実習」を導入し、数々の成果を上げてきました。「新医学研究コース」は、空き時間を利用し、医学研究室を学生に開放し、研究室研修を行い、実際に研究(実験)に参加し、研究成果を挙げる事を目的としています。分子脳科学教室では、教室の方針に沿って「新医学研究コース」と「基礎配属実習」を指導します。
これらのコースを通じて、どんな小さなことでも、何か新しいことがわかった時の楽しみを知ってください。実習を通して、医学や基礎学術の発展に貢献できるような科学的思考を身につけてもらえることを期待します。これから医師になるみなさんが、将来ベッドサイドで生じた疑問をベンチで研究し(from bedside to bench)、ベンチで得られた成果をもとに治療をベッドサイドで実現させるよう(from bench to bedside)、そのような理念に基づいて指導します。
私たちは、ゲノム研究を応用しながら、神経疾患ならびに脳機能に関する研究を行っています。
研究とひとえに言っても、その基礎(科学的知識、研究手法、科学的思考、論文読解力、プレゼンテーション力など)をしっかり身につける必要があります。
新医学研究コースでは、基礎医学の教科書の勉強会を中心に、研究室内でのセミナーや読書会などへの参加を通して、これらの基礎を身につけることに主眼をおきます。希望者があれば、専門的な研究セミナーへの参加も歓迎します。更に興味がある方は、実験の見学及び体験も歓迎します。
基礎配属実習では、研究に必要な英文論文の読解力を養うために、研究室のセミナーに参加して、最終的にはプレゼン形式で最先端の科学論文の紹介をしてもらいます。また、研究室の一員として、進行中の研究プロジェクトに参画してもらうことで、科学的知識や研究手法を学びます。
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